今日はお客様から寄贈されたMANTISを秋保を自転車の町にする活動の一貫でKYOUのバーラウンジスペースに飾ってもらえることになったので、持って行ったのでした。

そのついでに17日のツアーコースを下見に行きました。
どうせならフレームが新しくなったDRAGONSLAYER26+に乗ってみたいと思いもって行きました。

コースは林道を登って途中から非常に厳しいシングルトラックを登り、最後にまたまた厳しい林道を登って山頂に至るルートでした。

このルートはもう普通のMTBではしんどくてたまりません。
秋保の林道はそもそも礫で土ではないのでとにかくグリップがありません。ゴロゴロと動く鋭い石に覆われています。
そこで、この26+は素晴らしい粘りを見せてくれます。
なかなかグリップを失わず、石を踏んでも石を跳ね散らかしません。ソフトに包み込んでいきます。
おかげで登りは脚がある限り登れます。
下りは下りで今度は26インチ並みの操縦性が活きて来ます。
WTBのレンジャーは絶対的なグリップよりも滑り出しの滑らかさとスリップダウンまでは行かないコントロール性が売りのタイヤです。そう、滑ってから本領発揮するタイヤなんですよ。
大きな砂利の林道を下るというのはもうブレーキかけるのが恐怖でしかありません。
しかし、そこで非常に安定しているのです。
太いタイヤの落ち着きとタイヤのコントロール性のよさで滑りっぱなしでいく感じになりますが全然危ないことにはならないのです。
JAMISのDRAGON650シリーズの感動的な操縦性をそのまま持ち合わせているのが26+ですので、スピードが出ると不思議と落ち着いた操縦性に変わり、過度なクイックさが無いのでとても調子良かったです。
アンダーステア知らずで、バリバリ曲がるんですが、ピーキーではないのです。
こういうバイクって基本的に作れない特性なのでJAMISは凄いバイクを作りましたよ。
自分で乗り続けるならばハンドルを5cmくらい下げたいので色々やるでしょうが、これは販売するバイクなので、これ以上いじりません。
サスペンションも何気に良い仕事ぶりでした。5段階調整のコンプレッションも十分な効果を発揮してくれました。
このバイクは価格以上の楽しさを持っています。
商品力はむちゃくちゃ高いですね。