クロモリフレームの29er 下りよりのリジッドとして活躍してきたHONZOですが、アルミに生まれ変わりました。
KONAはどうもアルミの可能性がカーボンなどより高いと見ているようで、2016モデルは今までカーボンだったバイクも新設計アルミフレームにモデルチェンジするほどにご執心です。

クロモリの丸パイプでは出来ない強度と剛性をアルミハイドロフォームのパイプで追い求めています。同時にエンドもブースト化されホイールまで含めて強度を増しています。
ジオメトリー的には2015と殆ど変わらないのですが、乗り味は今までのある程度温厚なものから、思い切りシャープなものへと変化しているでしょう。

HONZO ALはHONZOシリーズの中でもエントリーグレードとなるのである程度コストを抑えてありますが、パーツのチョイスは隙が無く、よく考えられていると思います。
フォークもテーパードコラムで15QR、そしてスプリングはエアーを採用しています。昨年までの高価なフォークではありませんが、出来ることは全てやっていますね。

コンポーネントもRACEFACEクランクに1×10速を組み合わせ、このバイクの使用速度レンジならばフロントはシングルで十分と判断したのでしょう。
リアスプロケットをワイドレンジ化すればもっと守備範囲が広がりますので、この改造はマストと言えそうです。

アルミ化によって飛躍的に性能向上したのがこの部分ですね。クロモリ時代はこの部分の剛性が足らなかったので、体重の重いライダーや激しいライディングをするライダーだとBBから後部分が付いて来ない瞬間がありました。
しかし、SALSAと同様の考えによるBBシェル幅を限界まで広く取り、チェーンステイを初めからワイドに取り付ける方法でショートリアセンターで広いタイヤクリアランス、ストレートなチューブの取り回しによる乗り味の向上を果たしています。

リアエンドはブーストなので、148×12mmです。
このバイクリムが初めからワイドリムを搭載していることも見識ですよ。
もう今後の流れを全て押さえたようなこのバイク、皆さんそうとう気になるでしょう。
価格は187000円となっております。