本格的な275+の完成車 JAMIS DRAGONSLAYERが今月中には入荷します。

既に予約完売状態の完成車ですが、当店キープとして15インチがまだ一台ございます。

どんなバイクかと言いますと、同社のクロモリシリーズDRAGONのフレームを大改造して使用するパイプまで専用に開発し(特に太いタイヤを収めるためにチェーンステイに大幅に手を加えてあります)、リア148mmのエンド幅、275+のタイヤが収まるリア三角を与えられています。
フロントフォークは120mmストロークで、110mm幅のハブを使用する275+専用スペックのフォークです。FOXのこれが高いんですよ。

リムは当店でも取り扱っているWTB スクレーパーチューブレスレディ、ハブはFORMULAのセンターロックのハブです。おそらく最上級機種でしょう。センターロックのハブは見た事ありません。
タイヤは初登場ビットリアの新型タイヤです。3.0インチで79mm幅あるようです。
WTBのトレイルブレイザーが実測65mm位なので、これはそうとうに太いですよ。

コンポーネントがSLX10速となっています。ブレーキも同じくシマノ製です。

で、コンセプトはなんなんだと言うことですが、これは二兎を追っているバイクのようですよ。

先ずは当然のように通常のDRAGON 650よりも、アグレッシブでハードなライディングです。
公式の動画もあるのですが、元々120mmストロークあるDRAGON 650は結構ハードなライディングを受け付けるトレイルバイクです。
そのバイクの美点をタイヤを太くしてグリップとクッション性を上げることで、さらに伸ばしています。レイノルズ853の尋常ならざるバネ感もタイヤでちょっと緩和されるでしょうから、より初心者に優しい乗り物にもなっているはずです。
そしてリアサスが無いウィークポイントをタイヤのクッション性で補ってしまおうと言うことでしょう。

そして二匹目は、これで旅をしてしまおうと言うものです。こちらも最近人気のバイクにバッグをあちこちに取り付けて、キャンプしながらツーリングするスタイルですね。
こちらに紹介されています。http://www.bikepacking.com/plog/bikepacking-southern-spain-1/

と、一見、全く正反対のことを楽しめるように感じるバイクですが、超長距離を快適に走りたければ、ライダーが感じる思い通りにならない感じ、グリップが足りない感じは精神的に消耗します。なので、攻め込めるバイクが必要なんですよ。それでいてしなやかで身体にきつくないことも。
そういう意味ではフラットバーではこういうバイクが一番いいのだと思います。
アメリカではファットバイクでのキャンプツーリングも流行ってますから、スピードさえ求めなければ疲れてきてもライドに気を遣わない安定性が重要なのでしょうね。

価格は税抜きで350000円です。 

写真詳細はこちらhttp://anninhhaiphong.net/tinmang/www.bikerumor.com/2015/05/08/soc15-jamis-unleashes-the-dragonslayer-27-5-and-loads-up-the-renegade-steel-roadies/