超円高時代に日本に輸入されたバイクは定価の設定時点でもう今とは全然違うお得感があったわけですが、それが売れ残って今特価で販売されているとなるともう半額では効かないほどにお買い得感が凄いです。

2013年EL MARIACHI3 はその際たるものですね。
上質なクロモリフレームに軽量なエアースプリング式フロントサスペンション、それもダイヤル式可変ダンピングシステムまでついています。
それに加えてコンポーネントが豪華なんですよ。

ブレーキこそAvidのエリクサーですが、その他はフルシマノ、それもクランク以外は全部SLXです。
前後ディレーラーは言うに及ばず、なんとコストカットの標的になることが間違いないシフターまでSLXなんです。おかげでシフトフィールがとても素晴らしく、今年のモデルでこのレベルのフィールのバイクを買おうとしたら25万円は出さないといけません。

クランクだって中空ではないとはいえ、アウトボードタイプのBBを使用する上位機種と同様のシステムですから踏み心地は廉価グレードのものとは全く違います。

ハブもSALSAのハブで、クイックもSALSA、フレームの設計が1段階旧いのですが、その代わりゆったり走ろうとしたときのすわりが良く、シングルトラックをクイックに走らなければならないとき以外はこちらの方が乗りやすいと感じる人もいると思います。

性能的にはJAMISの新しいDRAGON29が魅力的ですが、パーツは完全にこちらの方がいいものですので、実際に買おうとするとなると非常に難しいのではないかと思いますね。
一つだけこのモデルは既に残りがSサイズだけとなりました。
ですから大柄な方は自動的にJAMISやその他のバイクに行かなければなりません。

今日テスト走行で走りましたが、その上質な走行フィールを味わうとこれはお買い得なバイクだなあとしみじみ思いました。