各メーカーから同じようなコンセプトのバイクが、似たような価格帯で設定されていると訳が分かりませんよね。
バイクを選ぶうえでのポイントをご紹介したいと思います。
まず、下の三台ですが、どれも同じようにクロモリフレームで、フォークのストロークも長めの120mmから140mmです。
しかしこの三台狙っているところは全部違います。
その違いですが、ジオメトリーがまず一番ですね。
JAMIS DRAGON 650 SPORT

KONA EXPLOSIF

COMMENCAL META HT CRMO

全部同じ身長の人が乗るバイクになります。
そういう意味ではJAMISのみがシルエットがちょっと違いますよね。
それはフロントセンターとリアセンターのバランスが違うんです。
JAMISのみオーソドックスなXCバイクのバランスに近いです。
そういうことでJAMISはこの3台中最も今までのMTBから乗り換えて違和感が無いといえます。
KONAとCOMMENCALはフロントタイヤが遠くてリアタイヤがお尻の下に来るジオメトリーを採用しています。
これは、前を長くすることで安定性を稼ぎながらも、リアを短くすることで速い動きも可能にしています。
しかし忘れてならないのは、前が長いので速い動きを実現するためにはきちんと重心を前後に動かすことが出来るライディングスキルが必要なんです。
ある程度上手い人向けという事ができるかもしれません。
次に見るべきは各パーツの太さのスペックです。
まずフロントフォークですが、JAMISはストレートコラムで9mmアクスル、普通のクイックです。そしてインナーチューブは30mm径となっています。
KONAはテーパードコラムで15mmアクスル、インナーチューブは32mm径ですね。
COMMENCALはテーパードコラムの15mmアクスルで、インナーチューブはなんと34mm径と非常に太いです。これだけ140mmストロークとストロークが長いですね。
以上のことから、JAMISはフォークの剛性が相対的に低く、KONAは中庸、COMMENCALはストロークが長いこともあり、もうカテゴリーが違うほど強力なフォーク剛性を持っているといえます。
これは、下りの操縦性にかなり影響する部分です。
剛性が高ければより速いスピードで走行してもフォークがよれず、思い描いたラインを走ることが出来ます。
反面、操縦性がごつくなってしまい、フロントタイヤがギャップなどでとられた場合、ハンドルへのフィードバックが非常に強く出るので、しっかりした腕力が無いと吹っ飛ばされます。
KONAはリアアクスルが142mmのスルーアクスルでリアエンドの剛性も高いです。
そういうこともあり、操縦性的にはKONAが最も玄人向けですね。
かみそりのようなシャープな操縦性で、上手い人が乗ればこれ以上に楽しめるバイクはありません。
そういう人ならば120mmしかないストロークも上手く使うでしょうから長い必要も無いでしょう。ストロークが短い分、ハンドルの高さが抑えられているので登りも調子よく登れます。
シャープな操縦性を考えると、BMXコースを走ったり、スラローム、ショートダウンヒルなどの競技では強力です。
XCレースでも殆ど他のバイクに劣ることは無いので、本当に何でも使えるバイクです。
COMMENCALはリジッドフレームでDHを楽しみたい人にはうってつけです。
猛烈な能力を持つサスペンションフォークにしたたかに路面を捉えるクロモリフレーム、ハンドリングは良く曲がりますが、グリップ力が強いため安定しています。
大きなギャップをどんどん踏み越えて行けるリジッドバイクはなかなかありませんので、このバイクの存在意義は強大なものがあります。
反面ハンドル位置が高いので上りはこの3台の中では苦手ですね。
JAMISはXCバイクに下りの性能を付け足したバイクです。
XCバイクでも下りを楽しみたいという願いから生まれたと言って良いと思うので、XCレースに出つつ普段のライドでは下りを目いっぱい楽しみたいという人向けですね。
そんな感じでカタログを見比べてみると色々と発見できるものですよ。
パーツ何が付いているかなんかは価格で決まりますので、バイクの特徴はジオメトリーと各パーツの太さや規格で決まってきますね。
バイクを選ぶうえでのポイントをご紹介したいと思います。
まず、下の三台ですが、どれも同じようにクロモリフレームで、フォークのストロークも長めの120mmから140mmです。
しかしこの三台狙っているところは全部違います。
その違いですが、ジオメトリーがまず一番ですね。
JAMIS DRAGON 650 SPORT

KONA EXPLOSIF

COMMENCAL META HT CRMO

全部同じ身長の人が乗るバイクになります。
そういう意味ではJAMISのみがシルエットがちょっと違いますよね。
それはフロントセンターとリアセンターのバランスが違うんです。
JAMISのみオーソドックスなXCバイクのバランスに近いです。
そういうことでJAMISはこの3台中最も今までのMTBから乗り換えて違和感が無いといえます。
KONAとCOMMENCALはフロントタイヤが遠くてリアタイヤがお尻の下に来るジオメトリーを採用しています。
これは、前を長くすることで安定性を稼ぎながらも、リアを短くすることで速い動きも可能にしています。
しかし忘れてならないのは、前が長いので速い動きを実現するためにはきちんと重心を前後に動かすことが出来るライディングスキルが必要なんです。
ある程度上手い人向けという事ができるかもしれません。
次に見るべきは各パーツの太さのスペックです。
まずフロントフォークですが、JAMISはストレートコラムで9mmアクスル、普通のクイックです。そしてインナーチューブは30mm径となっています。
KONAはテーパードコラムで15mmアクスル、インナーチューブは32mm径ですね。
COMMENCALはテーパードコラムの15mmアクスルで、インナーチューブはなんと34mm径と非常に太いです。これだけ140mmストロークとストロークが長いですね。
以上のことから、JAMISはフォークの剛性が相対的に低く、KONAは中庸、COMMENCALはストロークが長いこともあり、もうカテゴリーが違うほど強力なフォーク剛性を持っているといえます。
これは、下りの操縦性にかなり影響する部分です。
剛性が高ければより速いスピードで走行してもフォークがよれず、思い描いたラインを走ることが出来ます。
反面、操縦性がごつくなってしまい、フロントタイヤがギャップなどでとられた場合、ハンドルへのフィードバックが非常に強く出るので、しっかりした腕力が無いと吹っ飛ばされます。
KONAはリアアクスルが142mmのスルーアクスルでリアエンドの剛性も高いです。
そういうこともあり、操縦性的にはKONAが最も玄人向けですね。
かみそりのようなシャープな操縦性で、上手い人が乗ればこれ以上に楽しめるバイクはありません。
そういう人ならば120mmしかないストロークも上手く使うでしょうから長い必要も無いでしょう。ストロークが短い分、ハンドルの高さが抑えられているので登りも調子よく登れます。
シャープな操縦性を考えると、BMXコースを走ったり、スラローム、ショートダウンヒルなどの競技では強力です。
XCレースでも殆ど他のバイクに劣ることは無いので、本当に何でも使えるバイクです。
COMMENCALはリジッドフレームでDHを楽しみたい人にはうってつけです。
猛烈な能力を持つサスペンションフォークにしたたかに路面を捉えるクロモリフレーム、ハンドリングは良く曲がりますが、グリップ力が強いため安定しています。
大きなギャップをどんどん踏み越えて行けるリジッドバイクはなかなかありませんので、このバイクの存在意義は強大なものがあります。
反面ハンドル位置が高いので上りはこの3台の中では苦手ですね。
JAMISはXCバイクに下りの性能を付け足したバイクです。
XCバイクでも下りを楽しみたいという願いから生まれたと言って良いと思うので、XCレースに出つつ普段のライドでは下りを目いっぱい楽しみたいという人向けですね。
そんな感じでカタログを見比べてみると色々と発見できるものですよ。
パーツ何が付いているかなんかは価格で決まりますので、バイクの特徴はジオメトリーと各パーツの太さや規格で決まってきますね。