以前お伝えしていたNINERのROS9+が日本に入荷してきました。
フレーム・フォーク・前後ホイールタイヤ付(チューブレス)、ヘッドセットも付属ですね。
価格は26万円(税抜き)です。 

フレームはクロモリ29er 下りようリジッドフレームROS9を29+に最適化したものです。
リアセンターをギリギリまで詰めて操縦性を確保する為にROS9ベースにしたものと思われます。

フォークの写真は撮っておりませんが、テーパードコラムのクロモリフォークです。もちろん専用品になります。ヘッドセットも付属しています。

ROS9ベースのためステルスタイプのドロッパーポスト用ワイヤーガイドが用意されています。使わなければアルミの綺麗な蓋が付属していますのでそれで埋めることが出来ます。

NINERクロモリといえばレイノルズでしたが、今はカスタムチュービングのクロモリです。
ここまで性能を突き詰めると自前で用意せざるを得ないからでしょう。
レイノルズで作るとチューブの特性に合わせた設計にしないといけないので、どうしてもとがった設計のバイクを作れないんですね。

エキセントリックBB周辺も29+を収めるためにクロモリとは思えないようなヨークを作ったりしてクリアーしています。専用バッシュガードをつけるためのダボもあります。

リアエンドはもうビックリするようなつくりです。
前後ともスルーアクスルのため、こっち側はネジを切ってあります。

ここからは付属ホイールです。
NOTUBEの29+チューブレスホイールです。以前プロトタイプが紹介されていたものですね。確か重量は485gとかだったと思います。
完組なのでハブもNOTUBESのものです。フロントは100×15、リアは142×12です。スルーアクスルも当然付属しています。

リムフラップを貼ることで気密を保つのは他のリムと同様ですがかなり幅広、そしてリム断面構造が全く異なっていることが分かると思います。
こういう形状でないと上手く空気が入らないのかもしれません。

驚異的なのは真横から見た姿です。
ほぼ厚みがありません。ペラッペラです。おかげで縦剛性はそこそこでしょうから、非常に乗り心地がいい29+のさらに上を行く乗り心地になると思います。


と、言うことで、SURLYとは全く違うアプローチで攻めてきたNINERの29+、これならレースで戦うことが出来るバイクを簡単に組むことが出来ると思います。
価格は高いように見えますが実は格安です。
シングルでもギアードでもどちらでも組むことが出来ます。

気になる方はお問い合わせください。
ちなみにリム単品やホイール体ではまだ買えません。仕入れてくれることを祈りましょう。