SALSAはここ数年でアドベンチャーライド用のバイクから、アドベンチャーレース用のバイクへと方向転換をしてきています。
それだけではなく、ブランドの持ち味をより鮮明にする為に、リアサスやファットバイクのようにアルミと言う材料でフレームを作ってプラスに働くのであれば使いますが、より乗り味に優れた(長距離では特に)材料である、スチールとチタンを主軸においてユーザーがバイクを選ぶ際により選んでもらいやすいようにしています。

フレームの素材だけでなく、27.5サイズのMTBを作らないのも短距離ではなく、長距離でのメリットを考えてのものですし、ある意味非常に頑固なブランドに見えるやりかたですよね。

EL MARIACHIもXCレーシングフレームとして元々MAMASITA(当店に在庫あります)が有ったのですが、それがディスコンになったため、XCレーシングバイクとしての要素もある程度備えるようになりました。
2014モデルよりシートチューブに曲げ加工を施し、リアセンターを詰めてきました。
先ほど乗ってみましたが、予想以上にクイックになっています。ただ、このバイクの履いているタイヤの特性のような気もするので、安易に判断できませんが。

確実にいえるのはリアタイヤが尻に近くなった感じがかなりするという事ですね。切り返しでは今までのようなもたつきがなくなりました。

当店試乗車のEL MARIACHIはフォークまでリジッドクロモリなので、結構舗装の粒粒とかも感じるのですが、フロントがサスになるととにかくしなやかで最高です。

相変わらず塗装が美しく、上品な乗り味で所有欲を大いに満たしてくれるバイクですね。