最近MTBを始めた人は知らないかもしれませんが、日本メーカーがMTB世界選手権の表彰台のてっぺんに上ったことがあるんです。

それがこのMIYATAのリッジランナーです。グレッグ・ヘルボルトが駆っていました。
実際に世界一になったのはこの型ではなくもっと古いものですが、これはリアサス付きですので、今のDHバイクの走りだとも言えますね。
その23年も前のバイク、パーツ交換の依頼をいただいて分解してみて驚きました。
あまりにコンディションが良いんです。
フレーム内側はまるで新品のようでした。表面もところどころ傷や塗装の剥がれこそありますが、基本的にはとても美しい状態を維持していました。
そして、このフレームはカーボンチューブ・アルミラグの接着なんですよ。MIYATAはとてもこの接着に自信があり、ママチャリの良いのも皆接着で作っていました。
23年経ってもなお、まったく問題ないコンディションを維持していますから、その自信も当然だと思います。
カーボンフレームもこれだけの年数経っても樹脂の劣化も無くみえますし、耐久性に関しては金属以上といっても良い部分もありそうです。


当然、オーナーがとてもよく保存しておられるということが一番なのですが、それにしても懐かしいバイクでした。
このころは日本メーカーも世界と戦えていたんですね。