
秩父発のカーボン専業メーカー GRAPHITE DESIGNのオールマウンテンフレーム DOKKE AMです。
他のモデルにも同時に試乗したのですが、これには驚かされました。
26インチのオールマウンテンリジッドフレームで、6インチ程度のフォークにマッチします。
カーボンというと軽さに目が行きますが、このフレームの素晴らしいところはコーナーリングの所作にあります。
まるで、27.5インチのようにベタッと張り付いたようなコーナーリングするのです。
そのグリップの確かさと、懐の深さにはビックリしました。

カーボンというとしなやかなのかと思いがちですが、最近のカーボンMTBはメチャクチャ剛性があって全然しなやかではなく(でも衝撃は身体に直接伝わらない)、その代わり力が全く逃げずにどんどん走っていく感じですが、このフレームは力が逃げるほどでは無いけれど、リアがたわむ感じがあり、それが色々とプラスに働いているようです。
バリバリ下り用のジオメトリーでは無いので登りでも快適に登れ、下りでは予想を大幅に超える安心感をもらえるので非常に気に入りました。
もし、26インチ資産を活かしてオールマウンテンのバイクを作るならこのフレームは最右翼になります。
他にも魅力的なフレームはあるのですが、これほど全方位に高得点を付けられるフレームは無いです。
やはり金属より自由度が高いカーボンならではなのでしょう。
カーボンは壊れたときの補修技術も確立されており、破損しても安心になりましたので、積極的にお勧めできる素材です。