ピアノ発表会の撮影。

 

普通の写真業者は「集合写真1枚」と「演奏写真数枚」を納品しますが、うちの場合、「全身像」が見える「お辞儀の直前の直立状態の写真」も撮って納品しています。せっかく、おしゃれをして、きれいな衣装を着てステージに上がるのですから、全身写真も欲しいですから。

 

この「お辞儀」の写真ですが、緊張している本番撮影の直前ですから、きちんとお辞儀できる生徒さんはわずかなため、なかなか難しい撮影になり、こちらも神経を集中して撮っています。

 

そんななか、今回の撮影では大失敗をしてしまいました。

 

お辞儀というのは、「舞台上のここでしてください」という指定位置を決めるものです。

普通、そこには「目印」をつけます。これを、舞台用語で「バミル」と言いますが、この「バミリ」を先生が忘れていたのです。

 

 

先生が忘れている場合、写真屋が「先生、忘れていますよ」と注意します。(※会場スタッフが言ってくれることはありません)

 

今回、これに気が付かなかったのです。

 

今回の教室様は、連続4回撮影させていただいているお客様で、いわゆる「おなじみ客様」でして。

「じゃあ、いつものとおり、お願いします」という一言で打ち合わせが終わってしまいました。

 

私も、なじみということで油断してしまったようです。慢心と言えます。すっかり「お辞儀バミリ」を忘れてしまいました。

 

そして、いざ「本番」。

 

 

 

生徒さんたちは「お辞儀をする」ということは頭に入っていますが、「どこでする」というのを聞いていませんから、一人一人、自分の判断した場所でお辞儀をします。

 

今回のホールはけっこう間口の広い舞台で、舞台袖からピアノまでの距離はけっこうります。

 

「舞台袖から、舞台に一歩出た場所でお辞儀をするお子さん」

「2~3歩進んでからお辞儀をするお子さん」

「ピアノに近づいてお辞儀をするお子さん」

「舞台中央まで来て・・・・」

「どこでしようか、迷って、おどおどするお子さん」

「立ち止まらずに歩きながらお辞儀をするお子さん」

などなど、多種多様のお辞儀がありまして・・・・・

 

 

 

中には、「ここでお辞儀をしそうになったけど、せずに、もう少し動いてからお辞儀をする」という、吉本新喜劇みたいな「フェイント」まであって・・・・

 

こうなってくると、もはや「スポーツ」です。バスケットボールの試合を撮影しているような感じでした。

 

非常に難しい撮影です。

いちおう、そういうのに備えて、お辞儀の写真を撮る際は、「スポーツ撮影に適した高速オートフォーカス機能を備えた、Canon 7D2というプロ用カメラ」で撮っているのですが、それでも追いつきませんでした。

 

さらに、舞台というのは、袖のほうは暗く、中央は明るくなるように照明をあてているため、お辞儀をする場所によって、カメラの明るさ調整を変えないといけません。こうなってくると、「均一な照明の下で行われるスポーツの撮影」よりも、もっと難しい撮影になってしまうわけでして。。。。

 

 

お辞儀バミリを忘れたばっかりで、冷や汗たらたらの超あわただしい最高難度の撮影になってしまいました。

 

いやあ、大変でした。。。。

 

猛反省しております。

 

 

 

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