『子宮の中の人たち』 | 羊飼いの戯言

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 『子宮の中の人たち』の存在をインターネットニュースで知って購入しました。元々はネット上で好評を博したサイトに掲載されていたものを取りまとめて単行本化した作品です。内容としては、妊娠を契機に母体が変わり夫婦関係が変わり子宮の中では新しい命が形作られていく過程をリアルタイムで描いた作品です。

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 管理人は学生の時に部分的にそういう教育も受けたので知識はありましたが、二度の出産(もちろん出産したのは家内ですが)を経たせいか、より身近に感じられ、記憶を想起させられ、改めて家内に対する感謝の念を沸き起こさせてくれる作品でした。車内で席を譲られるエピソード関連を読んでいて、日本人が気づかない傍らで若い中国人の旅行客が譲ってくれたことを思い出しました。

 これから妊娠するカップルよりも既に妊娠・出産を経験したカップルの方にお勧めかな、と思います。