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線虫でがんがあるかないかを調べる検査サービスが始まっていますが、予想していたほども普及していません。

 

私は個人的にこの検査には未来があると思っているのですが、その問題点について具体的についている記事です。

また、がん検診の現状についても言及されているので、勉強になる記事でもあります。

 

医療人でもない私が、一般人目線で読んでみると、こちらの記事の内容は、やや違和感があります。
しかし、一般人も知っておいた方が良い事だと思うのです。
 
お医者様にとっては、エビデンスとなる統計数値が医療の信頼性を担保する唯一のものであり、それが絶対であって然りです。
しかしお医者様も一個人としては、それは必ずしもあてはまって来ないものです。
 
私どもはサプリメントを製造・販売しておりますが、多くのお医者様は患者さんに対して、サプリメントは利用しなくていい、利用するな、と言われます。
しかし、お医者様や医学博士さんでも一個人となれば、利用される方も多数おられることをこれまで見てきました。
 
がん治療に限らずですが、何らかの利益を生む可能性があって、使えるお金があるなら、絶対に必要ではないものであっても、利用することがある、ということです。
本当にそれが利益を生んだかどうか、というのは、そもそも可能性にかけているのですから、あまり重要ではないという場合も多々あります。
 
こういう点でいくと、線虫検査というのは、そのようなお金に余裕がある方が、可能性の領域でやってみる検査、と言えそうです。
もしも偽陽性から来る病院での精密検査で大金を棒に振ったとしても、全身のがん検診をやったと思えば得をした、ということを言えるくらいの方向き、ということですね。
 
線虫検査の方向性としては、医療に組み込まれるつもりなら、ランダム化比較試験は絶対ですし、がん種別にかぎ分け可能な線虫の開発なども必要かと思います。
まだまだ期待はしています。