【リンク↓】 配信:がんナビ
がん患者さんの50~80%に認められるというがん悪液質。
生命予後に影響することが判明しており、重要な対策事項とされるようになってきました。
こちらは、早期段階からがん悪液質への医療介入を訴える記事です。
昨年、がん悪液質に対応する薬剤として「アナモレリン」が承認されましたが、こちらの髙山教授いわく、必ず効くそうです。
保険診療上、切除不能な進行・再発非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんで、半年以内に5%以上の体重減少と食欲不振を認める等が条件となっています。
髙山教授がご指摘される部分は、早期がんからの対応です。
つまり、切除不能となる前から対応していくべき、とおっしゃるのです。
遺伝子パネルもそうですが、もう治療法があまり残されていない方にのみ適用しても、その成果は良いものになる可能性は低くなってしまいます。
まだまだ生きることが出来る方法があるのに、承認されていないから、保険適用されていないからで、がんを進行させてしまうのはいかがかと思います。
この辺について私は、やや”病んだ”思考に陥ってしまうのですが、ビジネス優先の結果なのでは、と疑ってしまうのです。
そうでないことを願いますが、何より、救える命が救われる日本の医療・医薬であってもらいたいと願っています。
さて、記事の後半部分については、歩くことのメリットについて記されています。
この髙山教授の”本気”を感じるのは、以下の内容です。
【抜粋】 栄養療法と運動療法、さらに薬物療法を組み合わせることで、体重や筋肉量が維持され、さらに治療が継続できるようになるか、本当に生命予後が得られるのかなど、患者さんにとってどのくらいのメリットがあるのかをいま研究しているところです。
試験でシロクロつけようとされているということです。
遺伝子パネルの山本昇医師、そしてこの髙山浩一教授も、本気の方だと思います。