2021.11.13

 

【抜粋】

一般的には膀胱がんの場合は膀胱を全摘することが多いのだが、この場合、回腸で膀胱を代用する“袋”を造設するか、人工肛門のように専用のバッグを腹部に装着して排尿することになり、患者のQOLは低下する。

 

 これに対して宮崎医師が取り組むのは、内視鏡治療と化学療法、そして放射線治療を組み合わせたもの。

 「膀胱機能だけでなく、性機能も一定程度残せることが多い治療法。3カ月程度は入退院を繰り返すことになるが、それでも温存治療を希望する患者さんが全国からやってきます」(宮崎医師)