減量徹道の矛盾の星 2014/01/19 | さようならメタボ・減量徹道99.9-ダイエット執着駅-

減量徹道の矛盾の星 2014/01/19

タベテル。

「・・・ふと思ったんだけど。」

「どうしたの。痩郎。」

「減量徹道の旅は、辛いものなのだろうか・・・」

「痩郎はどう思うの・・・。100Kgから90Kg巨星圏を離れて、かなり経つわ・・・」

「うん・・・」

「何より最初辛かったのは、リバウンドしたり、成果が数値や形で
見えにくいことだった。」

「自分の心や体は切り離せないから、それと闘ったりごまかしたりしても、
自分だけは騙せないし、ごまかせない。」
 自分の身体は、いつも生きている限りはそこにある・・・」

「これは、相当のストレスやコンプレックスだよね。」

「単純な話なんだけど、摂取カロリーと消費カロリーの収支は大切だよ。」

「ただ、よく言われるんだけど、〇〇さんは痩せの大食い。太りにくい体質だ・・・」
「・・・と、いくら羨んで言っても、仮にそういうことがあるかもしれないけれども、
その人の体質にはなれない。
 その人は陰で工夫しているかもしれないし、交換できない以上、人と比べても
仕方ないんだ。
 人の身体は個性もあるはずだし・・体質の相違はあるだろうし・・。」

「ただ、いずれにしても、やっかいなことに・・・。」

「借金や会社なら、イヤなことだし、よくないことだけど、最悪のパターンとして、
破産や精算という最後の手段はあるにはある・・・」

「でも、自分の身体と心だけは、交換も、購入も、売却も、破産も、
捨てることもできない・・・・。
 24時間一緒。体調のよし悪しが全てにつきまとってくる。
 それができるのは、それこそ死ぬときだけ・・・。
 まあ、このブログのパロディの原作の銀河鉄道999みたいに機械の身体に
なれれば別なのかもしれないけど。」

「そして、そうである以上、厄介なことに、単に一時的に痩せても意味がない。
続けて、さらに健康的に痩せないと意味がないんだ。」

「なぜなら、それは、やはり自分の身体は切り離せないから・・・」

「痩郎。一時的に単品喰いや栄養の偏りで病気になったり、後戻りして
しまったりする人もいるわ・・。
 減量徹道の旅路の果てに・・・。」

「それは、タベテル。自分もすごくわかるよ。」

「成果がでないと、なんとかしたくなる。数値を見ること自体がストレスだし・・」

「短期で何とかしたくなるし、人と比べたくもなるさ」

「ただ・・さらにやっかいなことに、リバウンドや栄養が偏った結果、
ムリな減量徹道の運行で、脱線して病気やリバウンドしてしまうと・・・」

「痩郎。そう・・・」

「・・・なかなか抜けるのは大変になってしまうのよ。
 宇宙の重力の底・・・」

「筋肉が極端に無くなってしまって、体脂肪が増えてしまい、
隠れ肥満やサルコペニア肥満になってしまったり、骨や内蔵が弱って
しまうのよ・・。それに心にも悪影響があるわ。
 栄養と精神は脳に関係するから、密接に関連していると思うわ。」

「タベテル。
 実際、成長期と異なり、中年になると、筋肉の維持は大変だよ。」
「まして、運動慣れしていないし、筋肉を向上させることは至難の
業だよ。有酸素運動と無酸素運動を両方毎日きっちりと続けていくことは
、運動から離れたメタボ星人にてっては、ますます困難だ・・」

「これは、体重減らすことより大変かも・・・。タベテル。」

「そう・・・タベテル。実際にやってみて思うんだけど。」
「実際、減量徹道の旅は、矛盾もあるんだ。」

「タベテル。早く体重は減らしたい。
 だけど筋肉は維持しないと、後が・・」

「筋肉が落ちて、基礎代謝が落ちてしまうと、あるところから
落ちにくくなっていくのよ。
痩郎。」

「食事制限だけでもダメ。カロリーが多くてもダメ。
 栄養バランスが崩れても、カロリーが不足過ぎてもダメ。
 ただし、運動をしないで筋肉や骨量が落ちてもダメ。
 でも、筋肉は重い・・・。
 だから最初、きちんと運動を継続すればするほど、最初は、
体重は落ちにくい。」

「ただ、実際のところは、筋トレなんて、メタボ星人が
最初に100Kg超えとかでやると、そりゃ大変なことになるよ。
 筋肉痛が何日続くか・・。もうやりたくなくなるさ。
 また、有酸素運動でウォーキングといったって、膝も腰も痛くなる・・
重さに耐えられない・・・。
 痛いものや辛いものは続かない・・・」

「そうね。痩郎。だから、すぐに止めてしまう。」

「タベテル。食事制限もそうだよ。」

「何日か・・・ならいいとして、毎日だからね・・・」

「・・となると・・・タベテル。」
「短期で成果を出すこと自体が、そもそも無理があると思う。」

「継続しないと意味がないわ。痩郎。」

「そして、最初の数か月は、じわじわとでも減ればよし・・と
思っているくらいでちょうどよいね。タベテル。」

「そして、できるだけ数値化して、記録をとることね。痩郎」

「僕はタベテル。心拍数計活動量計、そして、食事と体重の
記録
、そしてメタボ用の靴CW-Xは大きかったよ。」

「初期費用はかかるものもあるけど、怪我して痛めて痛い思いしたり、続けなくなったり、
治療や、将来の肥満による病気のコストを考えるとね・・・」

「タベテル。辛いことに最初は思えるから、運動達成度や栄養状態をいかに
数値化して、筋肉痛や脚や膝を痛めないように続けるか・・・。
 この道具やシステムを自分なりにやっておかないと・・。
 達成感がないし、痛めると続かない・・・」

「もちろん、いろいろ自分なりにアレンジしているし、今も
試行錯誤しているけど。」

「痩郎。減量徹道は続けることが一番難しいことかもしれないわね。
あなたも自分でも諦めかけたというか、もうムリと思った通り・・・」

「宇宙には減量徹道という終わりのない旅がある。
 それは前進している実感を感じにくいという難しい旅だ。
 簡単に〇〇すれば・・ということができる旅人はよいが、それは
自分に当てはまるかわからない。
 あてはまったとしても、継続と健康でないと意味がないのだ。」