知り合いに
とても綺麗な人がいる

とても綺麗で
本人も自覚している


でも美人を前に
攻撃的になる


若さが憎い
美しさが憎い

肌の艶も
髪の綺麗さも

なんでも似合う
細い腕も身体も

全てが憎い
ずるい
羨ましい


言葉にせずとも
そう顔に書いてある

かつての
美しい人。


その顔は
あまりにも黒く
おぞましく



美人とは

思わない。



なぜなんだろう。

そのままで
充分素敵なのに

いくら伝えても
足りないようで

美しいと言われたい
褒められたい
愛されたい

もっと
もっと
もっと
もっと
もっと
もっと
もっと



言って!!!!!





今なら思う。

苦しいのなら
それは

正解じゃない。



でも自分で
気づかなければ
いけない。


老いを認めることは

諦め、ではない。

苦しさでもない。


今までの自分を
まるごと愛して
受け入れてあげること。

そして
そこからまた
一緒に

歩きだすこと。


人生は長い。

いつまでも
若さは必要ではない。


寄り添って
その時に
一番光る自分でいられれば


それでいいんじゃないかと

思った。