息子から「婆さん亡くなったから」と連絡が入りました。

 

「婆さん」というのは娘と息子の祖母であり私の元姑だった人です。

 

 

もう何年も前から寝たきりになっていたことは知っていましたが

数ヶ月前からは、もういつ逝ってもおかしくない状態だったといいます。

 

 

元姑の人柄を言葉で表すとするなら

『人間の醜い部分を全て集めて、それを増殖させた人』

といったところでしょうか。

 

 

物心ついた頃から誰かしらに虐められてきた私は

「世の中には意地悪で卑怯で思いやりの欠片もない人が一杯いる」

ということを十分理解していましたが

結婚して元姑という人を知った時、こう思ったものです。

 

 

この世にこんなバケモノのような生き物がいるとは。

今までこんなに醜い人を見たことはないし

これから先も、これ以上醜い人を見ることなどないだろう。

 

 

 

 

華族出身で、生まれた時から「姫様」と呼ばれ我がまま放題に育った元姑は

財閥出身の元舅と結婚したことによって

 

「私には地位も名誉も財産もある」

「私より偉い人はこの世にいない」

「自分は何を言っても何をしても許される」

「この世の全ては私のもの」

「私に逆らう者など絶対に許さない」

 

こんな勘違いをしてしまい、残忍な女王様のように生きてきたのですが、

老年になった時には足も目もダメになり、

心臓や脳にも重大な病を宿して寝たきりになったのでした。

 

 

 

私の母と同い年の元姑。

 

母が住む家の数倍もある広い豪邸に住み

母が食べている食事の数倍も数十倍もするご馳走を毎日食べ

母が着ている服の数十倍も数百倍もするオートクチュールを身に付け

そして私の母を「貧乏って本当に嫌ですわねぇ」と嘲笑った元姑。

 

 

でも晩年誰からも相手にされず

倒れて寝たきりになっても誰も見舞いに来ず

超高級老人介護マンションからも「お断り」と言われ

豪邸奥の自室で1日中布団の中だった元姑に対し

今でも毎日畑に通って無農薬の野菜づくりに精を出している私の母。

 

3人の娘たちにずっと大切にされ

6人の孫と5人のひ孫からは「おばあちゃん、おばあちゃん」慕われて

誕生日や母の日にはみんながお祝いを持って駆け付けてくれる私の母。

 

『人にとって本当に幸せな人生とはどういうものなのか』ということを

まざまざと見せられた気がします。

 

 

 

元姑と同居生活をしていた時、

私は気がおかしくなるほどの酷い虐めを毎日毎日受け続けました。

 

「もう自分が死ぬか、この女を殺すしかない」とまで追い詰められた時もありましたが

「自分が死ぬのはダメ。人を殺すのはもっとダメ」と正気を取り戻した私は

大量の食べ物を食べて太ることに集中し、

「もうこれ以上太れない」というところまできたら今度はダイエットに集中し

痩せることに命を懸けることによって

自分の心と命をギリギリ繋ぎとめることに成功したのでした。

 

 

 

 

さようなら お義母さん。

 

貴女のおかげで私はこんなにも強くなることができました。

貴女のおかげで私はこんなに人の役に立つ仕事につくことができました。

 

今私の胸の中には感謝の気持ちしかありません。

 

 

いつ見ても、どんな時でも目を吊り上げ眉間にシワを寄せて

不幸せそうな顔をしていた貴女が

どうか幸せになれますように。

 

 

 

 

メッセージを下さった皆さんへ「かつて私を死ぬほど虐めた元姑が亡くなって思うこと」

自分のことを「貧乏人」とバカにした元姑に母が言い放った衝撃の一言