前回の半沢直樹の記事で
「最終回の、あの終わり方については後で一言いわせてちょ～だい」と書きましたが
世間の多くの意見に異論・反論・オブジェクションです！
世間の人達の、とても多かった意見が
「本当の悪者は頭取だった」
「半沢を利用するだけ利用して裏切った」
「半沢が自分にとっても危ない人間になると思い切り捨てた」
「半沢を出向(左遷)させるなんて酷すぎる」
「その逆に大和田常務の“役員降格”は甘すぎる」
「最後の最後で納得できない（スッキリしない）終わり方をしてしまった」
というものですが、それはない！
「８回目から見たくせに」と言われようが何と言われようが、それは絶対ない！
言い切ってやる！笑
恐らく、多くの人が「一番の悪者は頭取だった」と憤慨する事になった原因のひとつは
及川光博演じる「渡真利」が、半沢と近藤に
「まさしくトカゲのシッポ」
「黒を白にしたのは頭取なんだよ」
というセリフを言った事だと思うんです。
これって、つまり「本当の黒幕は頭取だった」という事をイメージさせますから。
でもその時、半沢のちょっと複雑そうな顔がアップにされています。
また、その直後
「これで良かったのか？半沢・・・本当にこれで良かったのか？」
と尋ねた近藤の言葉にも
無言で何かを考える半沢の顔がアップで映っていました。
これは半沢の中に
「これで本当に終わりなんだろうか」
「頭取は何かもっと他に考えている事があるのでは？」
といった事を考えている様に受け取れる気がするんです。
それと、懲戒免職にされてもおかしくなかった大和田常務が「出向」ではなく
「降格」という処分だった事について、
「こんな軽い処分で納得できない」
「もっととことん思い知らせて欲しかったのに」という人が大勢いますが
私は大和田常務にとってこれほど情けなく、みっともなく、キツイ処分はないと思っています。
大和田常務という人は、頭取という地位が欲しいがために
半沢を陥れることによって頭取を失脚させようとしていた男です。
所が思いもよらぬ事に、今までしてきた悪事の数々が全て露見してしまった・・・
なのに、クビどころか役員降格という処分だった上に
「私は銀行員としての君を尊敬していたんだよ」とまで言われてしまったわけです。
こんな風に微笑みながら。
これではもう二度とあんな真似はできないでしょうし
頭取の下で、大人しく真面目に働くしかないという事になるわけです。
と言うより、自分を「何て情けない人間なんだ」と思った事でしょうね。
それが大和田常務の、この表情にハッキリ出ていると思います。
そして問題のラストシーン。
まずは半沢が頭取の待つ部屋へ入ってきた所から再現してみましょう。笑
頭取室に入室する半沢直樹
「来たか！」という顔で立ち上がる頭取
頭取に会釈する半沢
「半沢！今回は本当によくやってくれた！」
「頭取として礼を言わせてもらう」
「ただし！最後のはやりすぎだ！反省しろ！」
「はい！申し訳ございませんでした！」と(頭を下げる半沢)
「では、君に辞令を伝える・・・・」
「ぜひ受理してもらいたい！」
「半沢直樹 次長」
「営業企画部・部長職として」
「東京セントラル証券への出向を命じる！」
この辞令に「納得できない」「腹が立った」「スッキリ感を期待していたのに」という声がたくさん上がりましたが
私はもう絶対出向させられると思っていたので「やっぱり」としか思いませんでした。
そしてこの後の、問題のシーンについては、どこを見ても
「半沢が頭取をにらんだ」と書かれていますが、
私には半沢がこう思っているように見えたんですが、どうでしょう。
「・・・・」
「東京セントラル証券へ出向！？」
「東京セントラル証券・・・・」
「また私を悪の巣窟に放り込むおつもりですか？頭取・・・」
「そして、やってこい！と・・・」
・・・・って、こんな風に「そうなんですね！？」という思いで頭取を見つめたのであって
「よくも裏切りやがって！」とか「オメ～もかよ！」みたいな気持ちで睨みつけたのではないと思っています。
頭取が辞令を伝える直前に言った「ぜひ受理してもらいたい」という言葉の真意を
半沢が理解した瞬間だったと思うんです。
つまり、
「ぜひ受理してもらいたい」＝「大仕事をやってきてくれるな？」という事。
それに、どう考えたって半沢にペナルティーを与えないわけにはいかないのも確かです。
上司だけでなく、役員にまで暴言を吐いたり
直属の上司や頭取の制止もきかずに役員全員の前で常務を土下座させたわけで、
これは仕事で業績を上げた事とは、また別の事になるはずです。
やはりこの部分は頭取として、半沢にけじめをつけさせなければいけません。
でも、ただその理由だけで出向させる事にしたのではなく、
『半沢の手腕を一番かっている頭取が問題のある子会社の大掃除を半沢にさせようとした』
と見るのが正解のような気がします。
ドラマの中でも「出向は銀行の外から銀行を見る機会」というセリフがあったように
一度銀行を離れた場所で、別の敵と戦うという事は
半沢にとって、これ以上ないほどの貴重な経験を積ませてくれる事になるはずです。
そして、一回りも二回りも大きく成長した半沢が
東京中央銀行本店に戻ってくることも確実だと思っています。
このドラマの視聴率がグングン上がっていったという理由というのは、いくつもあると思いますが
その中で大きなポジションを占めていたのは
「やられたらやり返す！倍返しだ！」というセリフ通り、
半沢を罠にかけ陥れようとした人達を、ことごとく思い知らせてやる事が
世間の人達のいいウップン晴らしになっていた事だと思います。
これは水戸黄門に代表される『勧善懲悪』の世界で
日本人だけでなく、世界中の人にとっても胸がスッキリしていい気分になれるものだと思います。
でも、もし半沢直樹というドラマが、その『勧善懲悪方式』に従って
大和田や、大和田とつるんで悪さをしていた人を、懲戒免職や出向という処分にし
その逆に半沢を２階級昇進とかにして絵に描いたような「ハッピーエンド」で終わらせていたら
クソつまんないドラマになっていたと思うんです。私は。
だから、この「スッキリしない意味深な終わり方」で大満足でした。
もうこれ以上の終わり方はないんじゃないかと思うくらいです。
世間から大ブーイングが起こると予測しながら、このラストシーンを持ってきた脚本家の
力量と度胸と勇断に拍手です！
Diet Witch Aki OFFICIAL・WEB・SITE
110㎏から45㎏！Ｗ115㎝から55㎝！バストＨカップのまま！世界一美しく痩せるダイエット！
６０㎏以上のダイエットに成功したAkiの「この世で一番美しく痩せる方法」の一部をご紹介します！
３ヶ月で合計－８９㎏！ ダイエットアドバイスを受けて大変身を遂げた第１期生の皆さんです！
ウエスト合計－１５０.４㎝！ ダイエットアドバイスを受けて大変身した第２期生の皆さん！
久々に暑苦しく語ってしまった・・・・(－x－;)笑
いつもありがとうございます！
アナタのポチが記事を書く原動力になっています！
