今年の年初以来、映画は結構観ましたが、まったくブログに書いていないので、
少しづつ感想をアップしていきたいと思います。
まずは 「ノーマンズランド」 です。
この映画は公開時にも映画館へ観に行きました。
上映時間は98分、主要な登場人物はそれほど多くなくシンプルな作品です。
映画賞については、
2001年カンヌ国際映画祭 脚本賞
2002年アカデミー賞 外国語映画賞
2002年ゴールデングローブ賞 外国語映画賞
を筆頭に、その他各国の映画賞を受賞しています。
ボスニアとセルビアの紛争を舞台にした映画ですが、非常に皮肉めいた映画です。
戦争映画でありながら、なんとなくユーモラスで、でも緊迫感も与えつつ、
そして、戦争というものの愚かさを一番訴えているようなストーリーが絶妙です。
東欧の紛争を舞台・題材にした映画は数多くありますが、個人的には
これらの映画には名作が多い気がします。
マイケル・ウィンターボトムの「ウェルカム・トゥ・サラエボ」、
エミール・クストリッツァの「アンダーグラウンド」とか。
映画だけではなく、今もまだ紛争が続いていることは、とても悲しいことですが、
こうした映画を通して、日本人なども戦争・紛争に関心を持つべきだと思います。