枇杷 / Loquat
アロマ鍼灸ルームにじべや店主 岡山仁美です。
とんでもない寒さに驚いています。安全・健康最優先で過ごしましょうね。こんなに寒いと寝落ちなんてとんでもなくてうかうかしてる場合ではないな、と自ずと防衛反応(?)が働き、さっさとお風呂に入り、さっさとお布団に入ろう、という原動力が起こります。
…私だけでしょうか?
私は年末よりも太陽暦の新年を迎えてからの方がそわそわと心が落ち着きません。立春もしくは長いと春分までそれは続きます。
太陰暦の新年・冬の土用・立春…。と節目節目の日が特に集まってる頃だからでしょうか。
私の勝手な主観でだからと言って何か出来るわけでもなく、ホントだから何なんだって感じなのですが…。
普段も新月・満月があり、立春・立冬~があり、二十四節句があり、七十二候があり、土用があり、その他にも色んな移り変わりがあるのに、何がそうさせるのでしょうか。我ながら不思議です。
で、いつの間にか始まっていました『冬土用』。
今年の立春2月4日の前日2月3日まで続きます。年4回あるコトを知ったのは東洋医学を学びだしてから。つくづく先人の知恵と工夫の素晴らしさに感動します。
季節によって気候・湿度・天気は違うのでどうやって過ごしていくのか、どんなものを口に入れたらいいのか、云々は違いますが、何のためにそうした方がいいのか、は共通しています。
それは『胃を調える』です。
両親より頂いた先天の精は生を授かってから死に至るまでどんどん減っていきます。それを補うのが後天の精、と言われている私たちが口にする飲食です。この飲食を胃で腐熟させて栄養素にして各臓腑へと送る大切な役目を持っているので、『胃』はとっても大事です。
この年4回ある土用は、胃を見直しましょうね、というサインなのかな、と私は解釈しています。
食べ過ぎていないか?
飲み過ぎていないか?
偏食していないか?
などなど、ちゃんと自分の身体を振り返るのにいい節目なんだと思います。
お腹は身体の中心にあります。まずは胃を調え元氣にするのが基本、といっても過言ではなく、鍼灸治療やその他の施術でもお腹の状態は意識しています。
定期的に確認していくと自分のクセにも気付けて、○○していこうかな、○○してみようかな、と大事にしていくきっかけにもなりますよね。
ちゃんと胃を整えてエネルギーで満たしてあげる。
次の季節の養生にも繋がります。
この寒い寒い冬の間にしっかり元氣を養って楽しい春を迎えましょうね。
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