久しぶりにお会いしたのが松竹の本木克英監督。明日からロケで中国に向かうというのに来ていただいた。松竹の元木監督が、松竹の小津安二郎を見ているところを撮らせてもらえば良かった。会場に乳母車を押して来られた御夫妻。この子を作ってもらうことはできますか?と訪ねられる。頭の中に乳幼児と私が二人で向かい合っている場面が浮かんでしまって答えられず。そんな訳がない。作るとしたって写真を撮るだけである。 個展会場にいると、見ている方の邪魔にならないよう移動するが、結果としてお客から逃げ回っているようになってしまう。確かに写真を拡大したことにより、私の企みがいつも以上に露になってしまって、少々恥ずかしくはあるのだが。露になっている分、より伝わっている、と思い込むことにしている。今回は会場が広いので、何処にいて良いか判らない、ということにはならない、と思っていたのだが。帰り支度で控え室に行き、会場の係の方に挨拶すると、来場者をカウントしていて今日も600人超えた、と教えられる。えっそうなの? 絶妙なタイミングで来ていただいた萩谷剛さんと門前仲町へ。写真以外の話で盛り上がる。

『特別展 深川の人形作家 石塚公昭の世界』

フェイスブック『石塚公昭の世界』

 『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回