この冬、静かで不思議な魅力を持つ映画がやってきます。
タイトルは 『上の階の人たち(윗집 사람들)』。
ハ・ジョンウ監督が自ら演出と主演を務め、
コン・ヒョジン、イ・ハニ、キム・ドンウクという豪華なキャストが共演します。
公開日は12月3日。
冷たい空気の中で、静かに心を揺らす作品です。
日常に潜む「音」と「距離」
物語は、ごく普通の夫婦から始まります。
長年連れ添ったジョンア(コン・ヒョジン)とヒョンス(キム・ドンウク)は、
最近では言葉も減り、少しずつ距離を感じるようになっていました。
そんなある夜、上の階から妙な音が聞こえ始めます。
最初はただの騒音だと思っていたのに、
その音が次第に気になり、そして気づけば心を引き寄せられていくのです。
音の主は上階に住むキム先生(ハ・ジョンウ)とスギョン(イ・ハニ)。
完璧に見える二人ですが、どこか不穏な気配を漂わせています。
そして、食事の誘いをきっかけに、
四人の関係はゆっくりと、しかし確実に変化していきます。
静けさの中にある緊張
この映画のすごさは「静けさ」にあります。
ハ・ジョンウ監督は、言葉ではなく“沈黙”で感情を描きます。
コン・ヒョジンのリアルで優しい表情、
イ・ハニのミステリアスな存在感、
キム・ドンウクの揺れる心、
それぞれの演技が一つの空間に緊張とぬくもりを生み出します。
「音」はただの騒音ではなく、
心と心がぶつかる“感情の音”として描かれています。
日常の中に潜む、人間関係の距離を感じさせる描写が印象的です。
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感想
『上の階の人たち』は、派手な演出ではなく“人の気配”を描いた作品です。
目には見えない関係の距離、
静かな空気の中で揺れる心。
その繊細な描写に、思わず息をひそめて見入ってしまいました。
静かな夜にぴったりの一本。
12月、劇場でこの物語の“音”を感じてみてください。

