雨の日以外は自転車通勤なのですが、今朝外人さん(白人の方)と自転車どうしですれ違ったとき、彼のスラックスの裾は”バンド”(とでもいうのでしょうか・・マジックテープで留めるタイプ)で固定されていました。

 乗っているのはママチャリです・・。彼に限った話ではないのですが、よく外人さんは自転車に乗るときに裾をその”バンド?”で固定しているのを見かけます。勿論、裾のバタツキを抑えたほうが安全だし、きっとペダルも漕ぎやすいだろうと思います。

 何を言いたいかというと、彼らにとって自転車に乗るという行為→サイクリングとはビークルに乗るという意味では、バイクに乗る行為と本質的には同じこと。だから、ヘルメットやブーツを装備するのと同じように、軽微な装備ではあるけれど、”バンド?”をするのだなぁ・・TPOとしては、そちらのほうが正しいのかも!?・・と、彼を見掛けてから1~2秒ですが考え込んでしまいました。

 もちろん、個人差はあるでしょうけれど、我々日本人やアジア系の方々のファジー(死語?)な感覚・・例えばタンクトップ姿や、あるいはスーツ姿のままバイクに乗っていたり、ハイヒールのままスクーターや自転車に載ってしまうみたいな感覚・・とは、やっぱり根本的に違う。

 そんな些細な行動様式の違いに、朝っぱらから軽くカルチャーギャップを感じてしまいました。


 最初から話が脱線しましたが、思い付いたら、とりあえず行動してみることにしているので、品川区八潮にある改造コンテナ販売の会社に行ってみました。

 見渡す限り、海上コンテナばかりが整然と並ぶ港の集積場に到着して、とあるコンテナの重い扉を開けてもらい、目当ての40フィート・サイズのコンテナ内部に入ってみました。

 外から見るぶんにはとても大きく感じるコンテナも、内部に2、3歩入ってみると思い描いていたイメージよりだいぶ天井が低いと感じました(ちなみに内寸で2m40cm)。


 と同時に、あ。これはムリだな・・っと瞬間的に悟りました。


 というのは、海上コンテナは、その材質が鉄のカタマリですから、非常に熱伝導が高い。つまり、そのまま使えば夏暑く、冬寒い、鉄のハコです。

 床や天井、壁にも断熱材を入れ、さらにフローリングや、壁板を取り付けることになれば、いまでも手を伸ばせば届きそうな天井がさらに7~10cmも低くなることになります。

 事前にある程度改造コンテナについて調べていたので、内寸が2m90cmのタイプがあることも知ってはいたのですが、こちらは新しい規格で、中古では殆ど出てこないらしく、新造したものだと、かなり高額で、仙台までの運搬、設置、窓やドアを付けるための開口費用等々・・を考え合わせるとコスト・パフォーマンスが悪すぎて、海上コンテナで店舗を作るという経済的なメリットは吹っ飛んでしまいます。

 という訳で、この瞬間に海上コンテナで店舗を作るという当初のもくろみは大きく方向転換せざるをえなくなりました。つづく・・