Y31型セドリック | タクシーに魅せられて

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東京無線カラーを纏うY31型セドリック・クラシックSVについては、以前八千代自動車(台東区)の車をご紹介しましたが、今度は大陸交通(杉並区)の車です。

 

ハイグレード車で統一している八千代に対し、大陸交通の車はバラエティに富んでおり、確認した範囲内ではクラウンコンフォートやY31型セドリック・オリジナルといった低グレード車も在籍。以前、このブログで紹介した150系クラウンセダンも大陸交通の車でした。


タクシーに魅せられて-Y31セドリック 東京無線1639号車(大陸交通)
Y31型セドリック 東京無線1639号車(大陸交通) 2011年9月撮影

 

この車、なんとグロリアのフロントグリルを付けていますが、もちろん正体はセドリックです。

グロリアセダンは1999年、セドリックセダンに吸収される形で消滅しており、「4気筒エンジンのクラシックSV」はグロリアには存在しません。

しかし、フードマスコットやフェンダーマーカーを付けているため、まさか…と思わされます。

 

※2013年6月時点では、通常のフロントグリルに戻されており、フードマスコットも台座ごと撤去されていました。


タクシーに魅せられて-Y31セドリック 東京無線1649号車(大陸交通)
Y31型セドリック 東京無線1649号車(大陸交通) 2012年3月撮影

 

この他に、無線番号6112号車も東京無線カラーのクラシックSVです。いずれも、2005年秋の一部改良より前に製造されたオレンジウインカー世代。

車齢は少なくとも6年を超えていると思われますが、綺麗な外装を維持しているように見えます。

 

因みに、大陸交通の公式ページにはY31セドリックの3ナンバー車(東京無線カラー)の画像が載っています。直6エンジン搭載のブロアムもしくはクラシックSVだと思われますが、現存しているのなら是非お目にかかりたいものです。

 

※2013年10月15日 本文修正