今回も「ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター」を使った工作です。

当ブログのアクセス解析を見ると、最後のガンプラ記事を載せてから10か月経ちますが、未だにガンプラの記事が上位に来ます。

ここ最近はリアルタイプガンダムの記事へのアクセスが8割くらいになります。

私の中ではガンダムはオワコンになりかけていたのですが、見てくれる人がいるなら続けたい気持ちに変わってきました。

しかし、せっかく積みの無くなったガンプラですから新しいプラモは買いたくありません。

そこで3Dプリンターの練習も兼ねて、たぶんプラモデル化されていないであろうガンダムの支援メカを作ってみる事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

今回作る事にしたのは、上の黄色いメカです。

機動戦士Zガンダム49話で、Zガンダムが絶体絶命の時に駆け付けたガンダムマーク2が装備していたブースターです。

 

昔買ったプラモデルの本にそれらしきメカのイラストが載っていました。

たぶんこれでしょう。

 

いつものようにフリーソフトのCADで設計しました。

少し小さめに作ったので足を入れる部分が大き目になりましたが、まあ雰囲気が出ていると思います。

 

ネットで検索しても下面の資料がありません。

TVアニメの画像からタンクのような物があるのだけは分かるのですが、それ以外は全部てきとうに創作しました。

地上でも運用される物と脳内設定して走行用のキャタピラや浮上用の噴射口を付けてみました。

 

上画像のように7つに分けて印刷する事にしました。

各ブロックの接続はプラ棒だと剛性不足が予想されるので真鍮丸棒を使って行います。

 

足場になるブロックから印刷をはじめました。

前々から変形に悩まされているのですが、いきなり失敗です。

両端が造形プレートから浮き上がっています。

常々、変形の原因は何かと考えているのですが、思い当たる事は二つあります。

 

一つ目

この3Dプリンターはレジン容器の下側から光を当てるので一層造形する度に底から引き剥がして上へ伸びて行く構造です。

レジン容器の底と印刷物との間にも接着力が生じますので、引き剥がす時に変形する可能性です。

 

二つ目

レジンが硬化する過程で収縮する可能性です。

 

形状の関係なのか上側部品の歪みは許容範囲でした。

 

とりあえず、このタンクみたいな部品は計六箇所に0.5ミリ幅の切れ目を入れた形のデータを作って、それを印刷して対応しました。

結果、上画像のように許容範囲の歪みで印刷でしました。

 

残りの中央胴体と左右のエンジンブロックは形状的に切れ目は難しいです。

思い切って効果はありそうだけど、一番嫌な方法を試す事にしました。

それは、一番長い部分を上下方向にして印刷する事です。

造形プレートから端の方が反りあがるのですから、水平方向を短くすれば歪みは少なくなるはずです。

しかし、印刷は上へ伸びて行くのですから高さに比例して印刷時間は長くなります。

今までの印刷時間は長くても3時間以内だったのですが、なんと今回は13時間もかかってしまいました。

その代わり歪みは殆ど無い状態で印刷できました。

 

塗装して組み立てました。

これでブースター部分の完成です。

 

なんかノッペリしちゃって、これだけでは面白くない気がします。

 

裏面は私の創作ですが、こちらの方が見応えがある気がします。

 

後ろのノズルは流用パーツです。

 

次はガンダムマーク2です。

たしか15年くらい前にHGUCのを作った記憶があるので、ジャンク箱を探しました。

何か変な色で塗ってあるしバルカンポッドが見つかりません。

手直しも面倒くさいので、新しいHGUCのを買ってパチ組しようと思ってアマゾンで探してみたのですが転売屋らしきショップのボッタくり価格のしか無いのでビックリ。

定期的に再生産される定番商品を転売したって儲からないだろう。

迷惑なだけだから、そんな行為はやめて欲しいですね。

 

近所の模型店は絶滅したので、模型店巡りには交通費がかかります。

余計な事は考えずに手直しする事にしました。

バルカンポッドは諦める事にして、一番らしくない黄色い目、赤いメインカメラ、白い角を修正します。

分解不可能な感じだったので、目とメインカメラは緑のシールを適当に切って貼っただけです。

角は再塗装です。

胸の青は明る過ぎだし、その他も細々とアニメと違う色で塗られていますが、まあ我慢します。

大らかな目で見れば逆に格好良いような気もしてきました。

 

ブースターを装着しました。

なんか単なる飾り台みたいな感じです。

足首が隠れるくらいな感じに出来れば、もっと一体感が出そうな気がしますが大型化しないで実現するのは難しそうです。

 

後ろから。

 

飛んでる感じで撮ってみました。

風圧に耐えている感じを出そうと腰を落としてみました。

もう少し足首の可動範囲が大きいとより感じがでそうです。

 

スキーのジャンパーみたいに全体的に前傾させてみました。

風圧が無いと前に倒れてしまいそうに見えるので、こちらの方が飛んでる感じが出ている気がします。

 

今回は、十分満足できる仕上がりになったと思います。

今日はここまで。