前回の 「ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター」 を使ったNゲージ車両の製作は不本意な出来に終わったのですが、UFOやブリキロボを完成させた事で少しプリンターの特性が分かってきたので再挑戦してみる事にしました。

今回の作品も3DプリンターでNゲージが作れるかどうかの検証目的なのでフリー車両を製作します。

参考記事

 

 

 

 

 

 

印刷しやすいように前回の物から少しデザインを変更しました。

デッキの柵を車掌車のような板状にしてみました。

まあ、大して鉄道に詳しくない素人が昔風の客車を適当にデザインした物ですので考証的な間違いはご容赦ください。

 

台車は前作と同じデータから印刷します。

 

まずは深く考えずに印刷してみました。

結果、ダメです。

歪みが大きすぎます。

まあ、このまま仕上げてしまう事もできそうですが、これで満足してしまうと本格的なスケール車両には進めないと思います。

 

駄目な部分の拡大表示です。

窓や妻板の歪み、反りあがった屋根が致命的に駄目です。

 

屋根を別部品にする事にしました。

屋根だけなら曲がりがあってもドライヤー等で熱を加える事で修正できます。

一見良さそうですが窓と妻板の歪みは改善されませんでした。

 

後でカットする事を前提で端っこに板を加えて印刷してみました。

歪みは少し減りましたが完璧ではありません。

 

しょうがないので、側面を別部品にして水平印刷する事にしました。

結果、窓周りと妻板の歪みは無くなりました。

でも組立が面倒です。

 

塗装して組み立てました。

勿体ないから少し歪みがある物も作る事にしたので計4両が完成しました。

入れるべきか迷いがあったので赤帯はインクジェットプリンターで作った紙のシールです。

 

デコイチと繋げるとこんな感じです。

ちゃぶ台の上で遊ぶにはちょうど良いと思います。

 

最終的な側面を分割印刷した車両の接写です。

今回は塗装後に木工用ボンドで組み立てたので合わせ目消しはしていません。

物が小さいので実際にみると良い感じなのですが、接写だとイロイロと粗く見えますね。

ちなみに後部標識板は、手持ちのパーツを流用しました。

 

真横です。

敷いてあるマットの方眼が1センチ四方ですので大きさが分かると思います。

 

同じ形ですけど反対側です。

こっち側の方が綺麗に出来ているような気がします。

 

Nゲージ製品との比較です。

これは敵わないなあ。

 

私の手応えとしては、「ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター」を使ったNゲージの自作は可能だと感じました。

次にNゲージをやる時は実在の車種を作ってみようと思います。

 

今日はここまで。