「ELEGOO MARS UV 光造形式 3Dプリンター」 でブリキのオモチャ風ロボットの模型を作ってみました。

昔のおもちゃのロボットは、味わい深い形をしているのですが、プラモデルを趣味としている者にとっては大味な造りです。

本物は値段もバカにならないので、それっぽい形状のロボット模型を自作してみる事にしました。

 

ネットでブリキロボットの画像を検索して、それらを参考にしながら無料ソフトのCADで設計しました。

元々の形状がシンプルなので、設計は比較的簡単でした。

関節はガンプラ風にアレンジしてあります。

各関節は可動できる設計だったのですが、実際に動くようにすると部品数が多くなりすぎるので、首と腕の付根のみの可動としました。

頭頂高は、10センチにしました。

 

後ろ側はこんな感じです。

 

印刷用のデータに作り替えます。

先ず胴体から、頭、腕、脚、足、を分離しました。

腕と脚と足は、このまま印刷できそうです。

 

頭と胴のディテール部品を分離する事にしました。

組立時に位置決めが容易になるように穴をあけました。

塗装後にプラ丸棒で接続します。

 

先ずは実際のプロポーションが知りたかったので骨格的なパーツを印刷しました。

パーツ全て中空になるようにしました。

しかし、腕はレジンの抜け穴を設けるのを忘れてしまったので、ベランダに放置して自然光で中まで硬化させました。

心配していた歪みは発生しませんでした。

 

塗装して組み立てました。

 

本体色は余り物であるガイアカラーのストーングリーンを使用しました。

足はソフト99の艶消しブラックです。

交通費をかけないで行ける模型店は絶滅したので、なるべく家にあるもので済ませる事にしています。

 

腕と頭はプラ棒接続なので回せます。

脚と足は木工用ボンドで接着固定しました。

キッチリとした格好良い立ち姿になったと思います。

 

全体形が分かってモチベーションが上がってきました。

残りのディテール部品も印刷しました。

なるべく塗り分けが少なくて済むように工夫したつもりです。

 

 

ここから完成写真です。↓

 

ディテールパーツを塗装して取り付けました。

予め位置決め用の穴をあけてあったので、プラ棒を介して差し込みました。

勘合が緩い箇所は木工用ボンドで接着しました。

 

塗装についてです。

銀部分はMRカラー8番シルバーをエアブラシ塗装しました。

口の凹みの黒はアクリルガッシュを筆塗りしました。

関節部分の凹線はタミヤのスミイレブラックを使用。

これで完成です。

 

大きさの比較用にRGシリーズの1/144ガンダムをジャンク箱から引っ張り出してきて並べてみました。

 

 

くるっと一周、撮影します。

 

膝関節周辺の縞模様は、もっとがんばって消しておけば良かった。

こういうギザギザは、コンピュータグラフィックのギザギザと同じでデジタル機器の宿命ですね。

 

背中のメーターみたな部分の銀縁はアクリルガッシュの筆塗です。

クリアーでトップコートして剥がれ難くくしてあります。

 

大量にある六角形のボルト頭みたいなのは、本当は丸リベットにしたかったのですが、データ量を減らせるような気がして6角形にしました。

もしかしたら関係無かったかもしれません。

 

 

 

 

 

まあ上手く出来たと思います。

これはこれで良いのですが、胸が開いてダダダダって感じの奴も欲しいんですよね。

 

今日はここまで。