前回のコインランドリー事件からあっという間に時が流れ、2月に入ってしまいました
遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いします。
仕事と育児と家事で1日が終わる今日この頃、
2021年の目標も特に決めていなかったのですが
今月の頭に見た広告で、どうしてもチャレンジしてみたいことがありました。
それは
航空会社のマナー研修に参加して、
中国語での丁寧な話し方に磨きをかけること
(緊張すると特に声が低くなってしまうので・・・)
チャイナエアラインが高雄で体験型のセミナーを開催するという広告を目にし
仕事を休む覚悟ですぐに申し込み
CA直伝の美しい所作・話し方講座やワインのソムリエ体験、ケータリングサービスの秘密を探る旅、
そしてビジネスクラスの機内食まで楽しめるだなんて、何とまぁ魅力的!
金額も決して安くはなかったのですが、そこから積極的に学びに行けばそれ以上の価値があると信じて・・・
写真はチャイナエアラインFacebookページより
結果
このイベントは新型コロナの影響で中止になりました
それでも、オンになっていたやる気スイッチを切ることはできず
エバー航空のCA1日体験セミナーに参加することに。
これまで知らなかったのですが、新型コロナの苦境を乗り越えるため
チャイナエアライン・エバー航空・タイガーエア台湾など、各社で様々なイベントを開催しているようですね
写真は長汎假期より
エバー航空の場合、これまで対外的に開放されることのなかった
桃園にあるCAの訓練センターで本格的に体験することができます
実は私もエバー航空のグランドスタッフだった時があるのですが、
それでもこの訓練センターに行けるのはCAだけなので気になっていたのです。。。
・・・ということで、1日だけ『ママ』をお休みし、
イベント前日の夜から桃園に行ってきました!
まず高鐵の桃園駅についてびっくりしたことは
マツキヨがあるー!!(どんだけ田舎の人w)
そしてホテルの近くに停まっていたシェアバイク(iRent)に乗って
桃園観光夜市で腹ごしらえ・・・しようと思ったらお目当ての屋台はもう店じまいをしていてガッカリ
ホテルの朝食会場も閑散としていて、何だか少し寂しかったです。
そして翌日の朝。
やってきました!桃園にあるエバー航空ビル!
見覚えのあるグリーンのロゴにもう心の中でテンションUP UP
検温、消毒や受付を済ませて、いざ進むは
長榮航空訓練中心(エバー航空訓練センター)
まずは会議室のような場所で簡単な自己紹介から始まり、
その隣にある安全教育中心へ。
教育センターというよりは、エバー航空のことが分かるギャラリーのような場所でした。
エバー航空の理念や航空機・シートの紹介、ブラックボックスの展示などなど
時間があればもっとゆっくり見てまわりたかったです・・・。
そして鏡張りの教室に移動し、美姿美儀(マナー)講座に。
最初は綺麗な歩き方、お辞儀の仕方を学び
実際にCAが使っているバッグやキャリーケースを持って歩いてみます。
そもそも日本人は学生のころから式典の度にお辞儀の練習をしているので、そんなに難しくはなかったかも?
でも、自分の歩き方を振り返る良いきっかけになりました。
次はまた違う部屋で機内の安全設備に触れてみます。
普段は目にすることのできない消火器
(機体の大きさによって搭載されている消火器の大きさも異なるが、消火できる秒数は同じ)、
救命胴衣、消火活動で使うマスクなど
本当に珍しいものばかり!
次に向かったのは本物の機内の座席を模してある服務訓練艙(サービストレーニングエリア)。
機内の安全設備の説明はどのようにすれば良いのか?
ミールカートの操作方法は?など、ベテランの現役CAのレクチャーのもと
参加者も実際にチャレンジ。
あのカートって意外と重くて
停める位置も考えないとお客様に出しにくくなってしまったりして
これを笑顔でスムーズにこなせるCAのプロ意識を感じました。
因みに、他の参加者にお客様役になってもらったのですが、私は緊張しすぎて中国語も一連の動作もガッチガチのボロボロ。
偶然日本語が話せる参加者に当たり、日本語でオーダーされる始末情けない。。。
エプロンも色々なタイプがあり、個人の好みや身長に合わせて色々と試着させていただけます
そしてお待ちかねのランチタイム
実際にビジネスクラスで出される機内食に舌鼓を打ち
何だか本当に飛行機に乗っている気分に・・・
日本でも全〇空が家でも機内食を楽しめるようにネット販売しており、すぐさま完売したそうですが
何だか分かる気がします。
休憩中、荷物を取りにロッカーに戻ろうとしたら迷ってしまい
ふとこんなところに
結局ここには午後のトレーニングでまた来ることになります。
これ、反対側から見るとこうなっていて↓
内部も本物の機内と同じなんです。
飛行機の実際の揺れを再現し、
そこから本番さながらの避難訓練をすることができます。
扉が開いた状態だとこんな感じでこーわーいー(高所恐怖症)
操縦席にも座れます。
そして機内の消火訓練も。
実際のフライト中に発生しやすい荷物入れ、座席下、ギャレーなどの火災を模して
消火活動を行います。
防火グローブ、保護メガネ、安全距離は必須です。
教官も横についていてくれますが、万が一安全な距離が取れていない場合、火は自動的に消えるようになっていました。
さらに別の場所には飛行機の脱出訓練設備も。
エバー航空はボーイング777、787、エアバス330、332という4つの種類の飛行機があるのですが
それぞれ緊急脱出時の操作方法が違うため
空間ごとに各航空機の設備が設置されていました。
最後は終了証を頂いてイベント終了。
驚きとお楽しみがぎゅっと詰まった濃い1日でした。
この1日体験を通して学んだのは
CAって安全保安要員としての要素が強い・・・ということ
それに
同じ会社で働いていても、CAと地上職では仕事内容が全っっ然違いました・・・
(地上職は飛行機を定時に出発させるべく奔走する以外に、機内食や空港着後のアシストなどの手配もしています)
そして痛感したことは
自身の中国語力の低下
チビ子が生まれてから、家ではほぼ日本語を使うようにしているのですが
私の中国語での話す&聞く力が明らかに落ちている・・・
今回のイベントではところどころでクイズがあって、
1番に正解した人はシールがもらえるのです。
イベント終了時にシールの数が最も多い人は特別賞として豪華景品が用意されているのもあって
すごーく楽しみにしていたのに
中国語で出題される→日本語で考え直す→それを頭の中で中国語に直してから手を挙げる
というパターンを無意識にしていると
どうしてもネイティブの台湾人にスピード面で敵わなくて、悔しい思いを何度もしました
翻訳→校正(訳文チェック)→トライアルのチェック(翻訳者の採用担当)の仕事を任されるようになって、
何とな~く中国語ができた気になってしまって
あぐらをかいていたり、慢心していたりする部分もあるのではと反省。。。
現状に満足していてはダメですね。
久しぶりに非日常の充実した時間を過ごすことができ、新しい課題も見つけることができました。
行ってよかった!