※かなり長文になりました。興味のない人はスルー!
今月6月15日は結婚25年周年の銀婚式になります。さまざまな記念日(結婚記念日、誕生日)に関して、しょっちゅう忘れるので、毎年その日が近づくと女房(在日10年のインドネシア人)から「来週の〇日は~だね」の念押しがあります。…でなければ完璧に忘れますので。
さて数日後に控えた銀婚式の結婚記念日、さすがにこれは忘れるわけにはいかないでしょう。もうかなり前から携帯のカレンダーには銀婚式と入力してますから。
で、女房に銀婚式の話をしたら
「あっ、忘れてた! きゃははは」
「・・・・・・」
そんな大事な日を忘れる理由は…
女房の予定~その日は教会のミサがあり、朝から神戸の教会へ出張参加します。そしてミサ終了後は、神戸の教会仲間(インドネシア人グループ)の家で懇親会(パーティー)です。
「夕方、戻ってくるから。ケーキぐらい買ってくるから待ってて」
「・・・・・・」
およそ一年前にクリスチャンへ改宗した女房。教会仲間の集まりが楽しくて仕方ない。日本へ移住して10年、とくにコロナ以降の5年は友達もおらず寂しい時を過ごしていました。こちらも妻の状況は察しているので、ここ数年は爆発しないよう腫物扱いです。
そして最近聞かされ女房の話~およそ一年前大阪城の堀で「神様、私に友達をください」とお祈りしたそうです。友達の意味は『気の置けない、そして愚痴を聞いてくれるインドネシア人仲間』といったところでしょうか。
翌日、奇跡が起こります。数年前に遡って、たまたま近所のスーパーで買い物していたときのこと。私が女房に向かって「~だろう?」とインドネシア語で話したところ、傍にいたおばさんが「あなた、インドネシア人なの?」と女房に言いました。そのおばさんも来日数十年のインドネシア人だったのです。で、そのときはそれ以上の進展はなかったのですが、女房が大阪城のお堀で「神様、私に友達をください」と祈った翌日、そのおばさんから電話があったのです。
で、おばさん(クリスチャン)が教会に誘ってくれ、それから、教会仲間のインドネシア人グループに参加し、毎週楽しいクリスチャンライフが始まります。
27年前ハルと知り合った頃は、ふつうのムスリムであった女房。といっても、ムスリムであった頃はプアサ(断食)どころか、お祈りなんてしたことがなかった最低のムスリムでした。ところが昨年からは毎日お祈りを欠かさない敬虔なクリスチャンです。
これは奇跡といっていいでしょう。ハルも神様に感謝しなければいけませんね。
そんないきさつでコロっと銀婚式のことを忘れていた女房。でもこんな楽しい生活を送っているなら、それはそれで構いませんね。
うん? ちょっと待てよ。結婚したのは2001年6月15日でした。それから数えると銀婚式は来年? まあいいか、銀婚式の一年前倒しってことで。おおぼけやな…
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