この4月から社会人となった息子(22歳のハーフ)、5月いっぱいまでは研修で、その職務は大企業の請負で(コールセンターで)ランダムにかけた電話にて顧客に新サービスの案内をする、さらには契約を取るというもの。
これが結構きつい。というか研修なのでね。「はじめに厳しい営業をすれば、実際の職務はかなり楽になる」(とは上司の話)
さて、研修を終えた息子の愚痴
「忙しいのに勧誘電話なんかかけてくんな!」はまだマシな方で「死ね!」「ボケ!」と罵詈を浴びせられるとか。
しかしもっとも苦労したのは何度説明しても理解してくれない客がいること。その内容はー
電話は名簿ではなく、コンピューターが無作為に発信しているため、誰にかけたのか分からない。
応答があった相手に新サービスを案内するが、「二度と電話するな。電話しないよう俺の番号にチェックを入れておけ!」と怒られることがある。今後電話しない設定を行うには名前と電話番号が必要だが、それを伝えると「個人情報を聞くな」と反発される。何度説明しても理解されず、そのうち「お前の名前をネットに晒すぞ」と脅されることもあり、これはもうカスハラだ。
ただ、顧客の気持ちも全く分からないわけではない。詐欺が雨後の筍のごとく湧いてくる時代だ。端から疑ってかかるため、何をどう説明しても無駄なのだ。
息子よ、人生で最初の試練だ。まあ、頑張って。みんな経験することだからね。
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