息子の話です。良かったと思うのは、日本史に詳しくなったこと。
ハーフでインドネシア生まれの我が子。中1に上がるとき日本に本帰国したわけです。だから当初は日本の歴史に興味がなかった。当然社会の点数もよくありません。高校に進級しても選択科目は世界史。日本史をよく知らないのに世界には興味があります。
しかし仕方のないことかもしれません。でもアメリカの独立戦争が何年にあったのは知っているけど、江戸時代のことは何も知らない。これって日本人としてはどうかなと思いますね。
さてそんな息子が大学生から京都に下宿するようになり、先日も京都案内してくれました。この四年間で「京都の名所はほとんど行きつくした。道もほとんどわかる」
へええ、で、二条城の前を通ったときに「お前、ここで何があったか知ってるか」と尋ねると「徳川将軍が政治する権利を放棄したとろこでしょう」
わかってるやんけ。
山科を過ぎて寂しい山道にさしかかると「ここは落ち武者の幽霊がたくさん出る通りなんだ」
ひええええ
本能寺に来ると「ここで信長が切腹したんでしょう?」としみじみ言うので
いや、本物の本能寺は焼け落ちたので、どこか別の場所なはず…と言えば、興ざめしたようでした。
でも息子と日本史について語れる日がやってくるとは思わなかった。卒業祝いに『日本国紀』でもプレゼントしてやるか。就職したばかりで忙しくて読んではくれないだろうけど。
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