日本人のお客さんが古いアイアンセットを持ち込まれました。買取希望だったので20万ルピアの査定額を提示。
ちなみにそのアイアンセットは20年以上前のモデルで、日本の中古ショップなら3000円ぐらいの売値が付いています。いまでは売値が付く以前に買い取ってくれないかも。※ブックオフにもっていけば500円ぐらいかな。
状態がまあ良かったので当方でも20万ルピアの査定を出したのだけど…
「ああ、やっぱりそれぐらいですか。インドネシア人の方なら買ってくれるかもしれないですしね」
「いえ、インドネシア人のお客さんはそんな古いモデルを買いません。買うのは日本人です」
「・・・・・・」
何でもいいから安いアイアンセットがほしい人は、日本からやってきた新規の駐在員でこれからゴルフをはじめようと思う人です。
インドネシア人を下に見てはいけません。確かに周りのインドネシア人を見れば、その人の部下だってほとんどインドネシア人なわけで、収入的にも立場的にも日本人駐在員が上です。
しかしゴルフをやるインドネシア人は、正直言うと平均的な日本人駐在員より遥かに上です。※暮らしぶりの意味
JPgolfにやってくるインドネシア人客は、ブローカーを別とすれば、比較的裕福な人ばかりと思います。
「金持ちだったらホンマの新品を買うでしょうに」
もちろんそんな金持ちはいる。しかし金持ちだっていろいろいるわけで「新品も中古もそんなに変わらない。だったら中古でよかろう」と思う人も日本人同様にたくさんいます。むしろそちらの方が多いかも。
確かにインドネシアは日本人と比べたら平均的には貧しい人の方が遥かに多い。だからといって「インドネシア人なら買うだろう」と舐めてかかってはいけません。そんな先入観や偏見を持つなら「インドネシアでビジネスは成功しない」かも。
お気をつけて！
※インドネシア・ジャカルタのゴルフショップです。スミトマス駐車場ビル１階
