それにしても豪華メンバーによる優勝争いでしたね。

          賞金ランク  平均ストローク

優勝 イチヒさん   9位    16位 

2位 申ジエさん  3位     3位

3位 笠さん     2位     4位

4位 テレサさん  6位     6位

5位 琴乃ちゃん  49位    56位 

6位 鈴木さん    4位     5位

    アンさん    14位   (7位相当)

8位 瀬令奈さん 25位    21位

    ハヌルさん   5位     2位


ランク上位者の中でイボミさんを除いて、国内ツアーを代表する選手7人が優勝圏内に入るという、初優勝を狙う選手にとって大変厳しい大会になりました。

例年、春先の試合は有力選手の調子が出揃っていないですし、海外メジャーの前後にあたる試合は有力選手が出場しないことも多く、初優勝や久しぶり優勝が目に付きます。

しかし国内ツアーはメジャー4試合のうち3試合がシーズン後半に開催されることもあり、この時期になると有力選手が実力を出し切ることが多くなります。


そんな中、初優勝を狙った琴乃ちゃんでしたが、やはり厳しかったですね。上位を占めた有力選手と比較すると経験だけでなく、ショットの精度において劣るので、昨日書いたように優勝するには勢いと運が必要でした。琴乃ちゃんはこういう試合を数多く経験しないといけません。忘れた頃に優勝争いをしているのでは駄目です。調子が良いようなので、10月にも2~3回優勝争いをして欲しいですね。


さて、調子が良い琴乃ちゃんと対照的なのがさくらさんです。

さくらさんは国内ツアーに3試合出場しています。それぞれの試合後のスタッツが出ています。

           meiji  NEC軽井沢  ミヤギTV杯 

順位        14位    29位     27位

平均ストローク 71.333  71.0    71.222

パーオン率   75.93   72.222  71.605

平均パット数   1.854   1.808   1.828

パーセーブ率  94.444  92.593  91.358

平均バーディ数  2.0    2.667   2.667

バーディ数     6個     10個      8個

ボギー数      3個      5個      6個

 (内ダボ)    (1個)     (1個)    (1個)

優勝スコアとの差 8打     9打      11打


meijiはパーオン率、パーセーブ率ともに高水準でしたが、パットが足を引っ張った試合でした。41ホールでパーオンしながら6バーディでした。バーディ決定率14.6%でした。パットが良くないのか、ショットがピンに寄らないのか、という問題がありましたね。パーセーブ率がかなり高いですから、ミドルパットが数回入っていれば優勝争いに加わる可能性のあった試合だと思います。


NEC軽井沢はパーオン率68.52%と、このコースにしてはパーオン率が良くなかったですが、37ホールでパーオンして10個のバーディを獲っています。バーディ決定率は27%ですから、ほぼ標準です。ただ、このコースでボギー以下を5個も叩いたのはいけませんでした。パットで助けられたものの、ショットの精度がイマイチの試合でした。


確率論からすると、パーオン率の高い試合よりもパーオン率の低い試合の方がパーオンした時にピンに寄る回数が近いということは考えにくいのですね。それだとマグレが多いことになります。普通はパーオン数回数が多ければ多いほどピンに近くわせる回数も多い筈です。

ただ、これはグリーンの大きさが同じであることが前提ですが・・・・。

いずれにしても、meijiよりも軽井沢のグリーンの方がさくらさんに合っていたということになります。


今回のミヤギテレビ杯ではパーオン率70.37%でした。54ホール中38ホールでパーオンし、バーディは8個でした。バーディ決定率は21%でした。やはりバーディ不足ですね。

優勝する選手は40%近くになると思いますが、普通でもあと3~4個はバーディを獲れる筈です。

ダボが不運によるものだったので、それを考慮すると5~6アンダーで回らないといけない試合でした。6アンダーであればトップテンでしたね。優勝争いからは程遠いですが・・・。


さくらさんは今シーズンアメリカツアーでパーオン率65.87%という数字を残しています。

国内はわずか3試合なので比較にならないですが、6%近く違うのですから、差は大きいです。

この差が何によるものかを分析して来シーズンには修正しなければいけません。


アメリカツアーではパーオンできずに苦しんでいるのに、国内ツアーでは高いパーオン率を残しているのだとすれば、単に国内ツアーのコースが簡単でパーオンしやすいのでしょう。

もちろん、さくらさん自身の調子も良くないのだと思いますが、アメリカツアーのコースに上手く対応できず、自分の技術や持ち球に対する自信を失っているのではないでしょうか。

パットがショットを補ってくれれば良いのですが、そのパットが足を引っ張っているのが現状です。


来シーズン、アメリカツアーで結果を残すにはショットの精度アップが重要だと言われています。単にさくらさんの技術だけの問題ではなく、コースマネジメントを含むコースの芝生対応力アップが必要なのでしょうね。