今週はエビアン選手権が行われますが、まだペアリングが発表されていません。さくさらんの今後の予定について書きたかったのですが、ピアノ教室さんのブログで活発な意見交換をされていますので、違うネタを書きたいと思います。
「メジャーとは何か?」という思い切った記事です。タイトルは大きいですが、大した記事ではありません。
国内女子ツアーではシーズンに4試合のメジャー大会が行われています。
メジャー大会とそれ以外の試合の違いは何でしょうか?
4日間大会が増えたので、4日間大会がメジャーということではありません。
賞金総額では、アースとマスターズGCがワールドレディスよりも高い(リコーカップも少ないですが出場人数も少ない)ので、これも理由にはなりません。
コースが難しいという点では、ヤマハなどそこらのメジャーよりも難しい試合があります。
メジャー大会のうち3試合は主催者がLPGA、1試合はJGAです。それだけのことです。公式戦ということです。
つまり、メジャー大会はコース設定が難しいからメジャーというのではなく、優勝するために総合力が必要とされているからメジャーというのでもなく、主催者が違うだけです。
しかし、メジャー大会を報道するマスコミもファンも、そして選手も、メジャーで優勝することが実力の証だと思い込んでいる節があります。
確かに3日間大会の試合と比べると、4日間大会はそれだけ運の要素が少なくなり、実力が成績に直結しやすくなります。しかし、実力と成績がイコールになるわけではありません。
それはアメリカツアーでも同じですし、五輪をメジャーと同じかそれ以上だと言っても同じです。
過去10年の国内メジャー優勝者です(敬称略)。
WL 選手権 女子OP リコー杯
2016 Lトンプソン 鈴木愛
2015 チョンインジ テレサ チョンインジ 申ジエ
2014 成田 鈴木愛 テレサ テレサ
2013 茂木 イボミ 宮里美香 大山
2012 アン 有村智恵 フォン イボミ
2011 アン 三塚 馬場 全
2010 プレッセル 藤田 宮里美香 朴インビ
2009 諸見里 諸見里 宋ボベ さくら
2008 福嶋 辛 イチヒ 古閑
2007 (全) 飯島茜 諸見里 古閑
この中で、そのシーズンに賞金女王になった選手を赤文字にしています。また、別のシーズンに賞金女王になった選手は青文字にしています。
賞金女王になった選手はそのシーズンを代表する選手ですが、過去10年に限ると、アンさん、さくらさん、古閑さんの3人だけが女王となったシーズンにメジャー大会で優勝しています。直近4年に限ると、その年のメジャー優勝者で賞金女王になった選手はいません。
メジャー優勝は「点」、賞金女王は「線」での活躍です。
もちろん「点」の活躍が駄目だということではありません。テレサさんは国内ツアーに専念すれば賞金女王を獲るだけの実力を持っていると思いますし、申ジエさんと朴インビさんはアメリカツアー賞金女王経験者です。
ワールドレディスはメジャーと言っても準メジャー的な扱いですし、コースは飛距離優位のパワー勝負の要素が強いです。茂木さんが優勝しているので、単純にそうとは言えませんが、そういう傾向はあります。
メジャーといっても4試合を同じコンセプトで実施する必要はないので、こういうメジャーも有りだとは思います。
リコーカップはシーズン最後の総決算的な試合ですが、独特の難しさは総合力を競うコースによるものだと思います。
メジャー大会のうち、選手権と女子OPは出場資格が他の試合と少し異なっています。選手権は、優勝者が永遠に出場可能ですし、女子オープンは優勝すると10年間の出場権を得られます。それだけ、その2試合で優勝することがステータスということになります。
それだけの特典を与えるのであれば、、総合力勝負となるようなコース設定をしなければ不公平になります。選手権と女子OPは毎年開催コースが違いますので、「当たりハズレ」があります。
コース設定は天候にも左右されます。しかし、天候に関係なく、総合力勝負となるようなコースであるかどうかというのが前提にあるはずです。コース選定が大事ですね。
それにしても優勝経験者であれば出場できるという選手権は行き過ぎでしょう。10年でも長いですよ。