#33 野田達也「悔しい経験からよりフットサルと向き合う4年間に」 | 同志社大学体育会フットサル部TREBOL

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一生懸命取り組める何かを探し、DFCに入った野田。順風満帆とはいかなかった4年間で後輩に伝えたい思いとは。

 
・なぜDFCに入ったのか

大学では一つでもいいから一生懸命取り組める何かがしたいという思いがあったため、本気で日本一を目指しているDFCに入りました。
 


1回生の時は府リーグのベンチに一回も座ることもできずにいました。2回生になって府リーグに出始めるも徐々に出場時間が短くなるばかりでした。3回生になり府リーグにスタートから出させてもらい、その年の秋ごろからトップの練習参加するようになりました。トップには4回生に上がったタイミングに登録されました。




・4年間で最も印象に残っていること

1回生のときに経験したインカレ関西大会です。自分は入ったばかりでインカレがこのチームにとってどれほど大きな大会なのかも分かっていませんでした。ただ先輩方の気合いの入り様に驚くばかりでその熱量に付いていけてなかったと思います。DFCは前年に日本一になったチームであり、その時の主力が多く残っている当時のチームは関西で負けるはずがないと勝手に考えていました。しかし、決勝戦で神大に負けたときに、日本一になることがこんなにも難しいことだと強く感じました。また、先輩方やマネージャーの方々が人目もはばからず泣いている姿を見ました。そのとき、このチームにとってのインカレの重要性を知ることができたとともに改めてフットサルを頑張ろうと決意できた大会だったと思います。




・4年間で最も辛かったこと・時期
・どのようにして乗り越えたのか

3回生のインカレ後です。インカレが終わり4回生のオフ期間が近づく9月あたりは本当につらかったです。4回生のオフ期間は代替わりの準備期間でもあり、そこで結果を残さないといけないという焦りがありました。特に、自分にとっては最後のチャンスだったのでその思いは本当に強かったです。一方で、夏に入ってから自分の調子が上がらず、試合でも満足いくプレーができていませんでした。とある練習でトップの選手と混ざったときに「たつやってあんなに下手やった??」という言葉が聞こえたときは本当に悔しかったです。しかし、今までの自分が本当に甘かったのだと気づかされた点ではよかったのかなと思います。

その日からフットサルへの向き合い方が変わったと思います。ピッチ外ではフットサルと向き合う時間が増えたと同時に日々の生活習慣、食事や睡眠などにもこだわりました。また、自分が今まで避けてきた筋トレもその頃から重点的に行いました。結果的にはトップに上がれたので、その時の頑張りは実を結んだかなと自分では思っています。それと同時に、もっと早く気づいて行動を変えることができればと今では結構後悔しています。
 



・4回生の途中でトップからサテライトに登録を変更したが、その中で新たに気持ちの変化はあったか

自分は4回生のインカレ後にサテライトに登録を変更しました。トップの4回生が数人インカレで辞めていく姿を見て自分自身も同じタイミングで辞めようと考えていました。それでもサテライトでまたやろうと思えたのは、同期の存在があったからだと思います。誰よりも熱量を持ってフットサルをしているサテライトの4回生を本当に尊敬しますし、そんな同期ともう一度一緒にフットサルをしたいと思いました。また、4年間を通して先輩から多くの物を吸収させていただきました。これを後輩へ還元するのが自分の役割でもあるのかなと考えていました。多くを伝えられたかは分かりませんが、知識が増えるとともに積極的に質問してくれる後輩を見てうれしかったです。それに、日に日に上手くなっていく後輩見て本当に頼もしいなと感じていました。




・後輩に伝えたいこと

後輩には本当に自分が100%フットサルに対して真摯に向き合えているかを考え直してほしいと思います。後輩の皆はどんどん先輩に質問するべきだし、スペインリーグとかFリーグ、関西リーグを見て吸収するべきだと思います。それ以外にも、フットサルのために自分に必要なものは色々と試行錯誤してほしい。後輩の中には、まだ1、2回生だからとかフットサル以外もやることはあるからと思う人もいると思います。それでも、学生時代にこんなにも恵まれた環境でスポーツに打ち込めるのは最後だと思うからこの貴重な時間を大切に使ってほしいなと思います。自分は気づくのが遅かったと後悔しています。だからこそ、後輩の皆には自分みたいにはなってほしくないので反面教師にして頑張ってください(笑)。応援しています。




・最後に
 
自分にとってこの4年間は悔しいと感じることの方が多かったですが、それでも充実した4年間だと確信しています。そう思えるのも、これまでこのチームに関わってくださったOBの方々やフットサル関係者の方々、また自分を支えてくれた親や同期、先輩後輩の存在があったからこそだと思います。本当に感謝しています。ありがとうございました。