#24田中昂介「現状維持は衰退である」 | 同志社大学フットサルクラブTREBOL

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 1年間休学し、スペインへフットサル留学してチームに戻ってきた田中。5年間TREBOLに在籍した田中がチームに残したものとは。

なぜTREBOLに入ったのかというと、高校までサッカーをしていた僕にとっての全国大会のイメージは「目指す」ものでした。一方、TREBOLは全国大会を「制覇する」ものと捉え、それを目標に掲げていました。

他の部に入るか迷っていましたが、入学前にホームページでこのことを知り、よりリアルに自分自身が日本一を獲っている姿を想像できるこのチームを選びました。

 
トップに上がったのは1回生の5月中旬だったと思います。入部が他の選手に比べて少し早かったおかげで、サテライトの開幕戦に出場し、その次の週からトップに上がったと記憶しています。

正直、まだフットサルには一切慣れていなかったので、どこを評価されてトップに上がれたかは分かっていませんでした。プレーの良し悪しを理解できない知識量の無さは、プレーヤーとして未熟である証拠だったと思います。

自己分析ができていなかった僕は、その年のインカレ関西大会でベンチ外になりました。それが自分と真剣に向き合うきっかけになったので、良い経験になったと思います。


 5年間で最も印象に残っているのは逆境を乗り越え、チーム悲願の全国制覇を成し遂げた2回生のインカレです。神大戦の逆転劇など関西予選の険しい道のりを経て、過密日程を戦い抜き、全国優勝をした瞬間にピッチに立たせてもらったことは本当に幸せなことだと感じます。

個人的には関西予選で何もできず、全国には先輩方に連れて行ってもらった形となりました。その頃からスタメンのキーパーとしての自覚が芽生え、チームを勝たせるキーパーになりたいと思うようになりました。

後輩にもあの景色を見せてあげたかったのですが、それができずに卒業となってしまったのは本当に悔いが残ります。


地チャンと全日の全国大会出場権を獲得できなかったことは最も辛かったです。インカレ優勝や関西一部リーグ昇格など華々しい経験もたくさんさせてもらいましたが、最後の最後にこういった形で引退すると、今までの5年間を否定したくなるほどに悔やみます。

「あと一歩」という言葉をここまで痛感させられた出来事は他にはなかったです。ただ、こういった辛い経験を乗り越えてこそ成長できるとこのチームは教えてくれました。社会人になってからも必死にもがきたいと思います。


スペイン留学において個人では観察力、チーム戦術では前プレ(前線に圧力をかける戦術)を学びました。契約チームで1シーズンを戦い抜き、それとは別にFCバルセロナのBチームに練習参加させてもらえたので、留学前の想像以上にスキルアップできました。

相手や味方がフィジカルとメンタルの両面において何をしようとしているのか、何をしたいのかを観察できるようになりました。観察力が付いたおかげで、適切なポジションを取れるようになり、味方DFの裏のスペースのケアや、数的不利の局面でいい判断ができるようになったと思います。

留学で学んだことをチームに還元したことで、今シーズンを通してチームの失点を少なくできた要因の、トランジションの精度と前プレの強度を上げるきっかけを作れたと思います。


楽しさは見つけるもの、時間は作るもの。これは、僕の尊敬する先輩から頂いた言葉です。このチームにいる以上、フットサルの優先順位が一番でなければなりません。その制限される学生生活を最大限充実させるためにどうすればいいか考えてください。

上手くいかなくても、楽しさは見つけられます。他にやりたいことがあるなら、フットサルに影響が出ない範囲で時間を作ってください。それができず、ただチームに所属するようになるなら辞めるべきだと思います。

これまでTREBOLが残した歴史を塗り替えるために、現状維持は衰退ということを忘れず、向上心を持って努力してください。期待してます。


今回のブログには書ききれないほどに、色々な経験をすることができました。それはこのチームに関わってくださったスポンサー様やOBの方々、またフットサル関係者の方々、今ではSNSでちょっとしたご意見番の窪堀さん(身長126cm座右の銘は無知の矢口・現シュライカー大阪コーチ)のおかげです。本当にありがとうございました。

「感謝」を含めて、何か迷った時に読み返した部訓をこれからも胸に、TREBOLでプレーしたことを誇りに思って頑張っていきたいと思います。5年間楽しくやれました!あざっした!!