#7安田夏月「上手くなるためにできることはたくさんある」 | 同志社大学フットサルクラブTREBOL

同志社大学フットサルクラブTREBOL

同志社大学の公認団体「同志社大学フットサルクラブTREBOL」のニュースをお知らせします。


サテライト時代に挫折を経験し、自分との向き合い方を変化させた安田。チーム創造を通して、一人ひとりを見つめ学んだ「努力」とは。


緩い雰囲気のサークルが多い中、本気でフットサルに取り組めるこのチームを選びました。正直なところ、入る段階では日本一を強く意識してはいませんでした。

3回生の春にトップチームに昇格しました。しかし、当時トップチームには17人の選手がいて、僕は17人目の選手だったと思います。サテライトの選手の中には、学生リーグですでにトップチームに登録され、昇格が内定している選手も多くいました。そんな中、僕はメンバー選考の最終段階で追加で昇格が決まった数少ない選手の1人でした。

それでも、目標への第一歩であるトップチーム昇格を達成できたことはとても嬉しかったのを覚えています。選考期間は今までのサッカー・フットサル人生の中で一番死ぬ気で練習に取り組みましたし、チームに入って初めて努力が報われた瞬間でした。

 



4年間で最も印象に残っていることは、1回生の夏にチームがインカレで日本一になったことです。僕はスタンドからの応援でしたが、日本一になった瞬間の鳥肌が立つような感覚が忘れられませんでした。


今度はピッチの上で日本一を経験したい、トップチームの選手として活躍したい、という明確な目標が自分の中で生まれたきっかけにもなりました。辛い時に諦めずに頑張ってこれたのも、自分にとってこの記憶が4年間のモチベーションになったからでした。



思い返してみると、辛い時期の方が断然に長い4年間だったと思います。特に辛かったのは、サテライト時代の1回生後半から2回生にかけて、メキメキと力をつけていく同期の選手と自分に実力差を感じるようになったことです。


トップチームの練習や試合に呼ばれ、そこでのプレーが評価されてトップに昇格する同期がいる中、僕はトップチームの練習や試合に呼ばれることすらありませんでした。今思えば、それまでの自分はフットサルが上手くなるための本気の努力ができていませんでした。


なんとなく練習に行って、なんとなく動画を見て、なんとなく先輩に聞いて、それで努力した気でいたんです。そういう自己満足を繰り返して、いつかはトップチームに上がれるだろう、そんな甘い考えが頭のどこかにあったんだと思います。


辛い経験でしたが、自分の未熟さに気づき、自らの考えや練習に取り組む姿勢を変えることができました。当たり前のことかもしれませんが、自分の思い描くプレーをイメージしながら、毎練習意図を持って取り組むことから始めました。


また、練習や試合の動画は、自分一人で見るだけでなく、トップの先輩方にお願いして一緒に見てもらい直接アドバイスをもらうようにしました。周りの選手よりも練習量を増やすため、チームの練習が終わってから別の社会人チームの練習に参加させてもらうようにもしました。


どれも小さなことかもしれませんが、挫折を味わった後のほんの少しの変化が自分自身を成長させ、後のトップチームへの昇格にも繋がったんだと思っています。


 

何も考えずにフットサルにひたすら没頭してきた僕は、副キャプテンになってチームが裏で沢山の人に支えられていることを知りました。部署での仕事やOJTなど、今まで当たり前のように行なっていましたが、歴代の幹部の選手達がチームを良くするために動いてくれていたんだと初めて意識しました。


また、なみさんや小山さんを始めとするOBの方々の存在の大きさを実感しました。実際にチームを作っていく立場になり、自分のことだけでなくチーム全体を見つめるようになったことは副キャプテンになって成長できたところだと思います。

 



後輩たちには現状に満足せず、上手くなるためにできることを探し続けてほしいです。1つ上の先輩たちが引退する際に、僕はその代で監督を務めていた東さん(東・2018年卒)からこんな言葉をかけられました。「夏月はもっとフットサルを好きになって、もっとフットサルと向き合わないといけない。そうすればまだまだ成長できる。」


僕はその当時、この言葉の本質を理解することはできませんでした。サテライト時代の挫折や悔しさに負けずに厳しい環境でフットサルを続けてきたのは、フットサルが好きだから、フットサルと向き合ってきたからに他ならないと思っていたからです。大学生活でほとんどフットサルしかしていなかった自分にとって、思いもよらない言葉でした。


でも、今の自分にならその言葉に込められた意味がわかる気がします。要するにそれは、本当にフットサルが好きで上手くなりたいなら、そのためにできることはまだまだ沢山ある。そういうことだったのではないでしょうか。僕自身がトップチームに上がってから2年間、思うように出場機会を獲得できなかった理由がこの言葉に詰まっているような気がします。


1つ下の後輩で2年間同じセットにいた銀司(3回生#9)やきむ(3回生#6)は、スペインリーグの動画を常に研究して戦術を参考にしたり、強靭な相手に競り負けないフィジカルを作るためのトレーニングを欠かさず行なっていました。良い悪いは別として、講義中にフットサルの動画を見ているところを度々目にしたりもしました。笑


そういう後輩の姿を見て、心のどこかでこいつらには敵わない、そう思ってしまっている自分がいました。そこまでしてやっと、フットサルが好きで、フットサルと向き合っているって言えるんだと気づきました。


地道な努力を積み重ねてきた2人に対して、僕はフィジカルやチーム戦術など、自分の苦手な部分から目をそらしていました。結局最後まで努力しきれていなかったんです。それが、試合に出続けた2人と僕との決定的な「差」だったんです。


だから、みんなにはフットサルを追求し続けてほしいです。自分に足りないものときちんと向き合い、自己満足する事なく努力し続けてほしいです。自分と同じ失敗を、後輩たちにはしてほしくないと思います。


下手くそで努力が苦手だった、そんな自分でも全国大会のピッチに立てたのは、最後まで試合に出て活躍したいと人一倍強く思い続けたからこそだと思います。今サテライトでもがいている選手達には、あいつでもインカレのピッチに立てたんだから俺にもできる、そんな気持ちで最後まで諦めずにやり抜いてほしいです。



 長くなりましたが、DFCで経験した挫折や失敗から学んだこと、みんなから気づかされたことは人生の宝物です。このチームに入って本当に良かったと思いますし、自分と関わってくれた全ての人に感謝しています。4年間ありがとうございました。