#10八木紀洋 「理想としたのは、強いチームではなく勝つチーム」 | 同志社大学フットサルクラブTREBOL

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一年間キャプテン兼監督としてチームを引っ張った八木。試合に出られなかった下級生時代にどのように取り組み、チームの柱となるまでに成長したのか。


高校サッカーを引退したと同時にサッカーを辞めることは決めていました。従兄弟が所属していたこともあり、DFCのことは知っていたので従兄弟にこのチームの環境の良さ、レベルの高さを聞いて、ここで勝負したいと思うようになりました。

何より、本気で取り組めるチームに入って目標を達成したいという気持ちがあり、それはここで実現できるはずだと思ったのでDFCに入ることを決めました。


トップに上がったのは2回生の時。4回生が引退してからでした。

2回生の最初、トップに上がるチャンスはあったのですが、絶対的存在であったさっしーさん(指田・2017年卒)に勝ることはなく、さらに最後のアピールで大きなミスをしたことで上がれませんでした。しかし、この2回生の1年間、サテライトの試合に常に出続けたことで試合勘を手に入れることができました。

また、自分を見つめ直し、練習でも自身の課題を克服することに時間を費やすことができたので、僕自身にとってその一年間は無駄ではありませんでした。成長するための、自分が変わることのできた1年間だったと思います。

今サテライトにいる1.2回生で思うような結果が出ていない人にはそういう時こそ自分を見つめ直して下さい。そして、先輩やプライドを捨てて同期の試合に出ている人にも自分のプレーについて聞いて下さい。そうすることで、自分では気づけない欠点に気づくことができ、それが成長に繋がると思います。


1番印象に残っているのは4回生のインカレ関西大会。最後のインカレ、主将としてチームを牽引する立場として今までにないプレッシャーを感じていました。

僕は試合の週に熱中症になり、トレーニングを積めず、スカウティングもできませんでした。そんな中で迎えた関西大会。全3試合で思うようなプレーが出来ず、チームに迷惑をかけてしまいました。しかし、苦しい展開になってもチーム全員が諦めることなく最後まで戦い抜いたことで、劇的な形で勝利を収め全国の切符を手に入れることができました。

「一体感」というスローガンをもとにチーム作りを始め、その集大成であるインカレでピッチに立つ選手、応援する選手、マネージャー、スタッフ、OB、全員が一体感を持って戦えたので嬉しかったです。

掲げてきた「一体感」が形となり、全国大会の切符を手に入れることができた嬉しさの反面、個人として試合の準備段階や試合中のプレーで不甲斐なさが残りチームを引っ張ることができなかった悔しさが残る大会でもありました。

この大会は良くも悪くも多くのことを収穫することができた大会だったと思います。


1回生の入学してから12月までの期間が1番辛かったです。入学してから同期はどんどん府リーグデビューしていく中、府リーグのメンバーに選ばれることはありませんでした。その時は、選ばれないことを度重なる怪我を言い訳にしていました。

そんな中、今までの怪我で1番長期間である全治3ヶ月の怪我を負い、この時は特に辛い思いをして、辞めることも考えました。でも、ここで辞める選択をしてこの状況から逃げてしまうと逃げ癖がついてしまう気がしたし、負けたまま終わりたくない気持ちが強かったので辞める選択はしませんでした。

そこから、プレーできない期間に何ができるかを考え、フットサルの動画を見たり、先輩に話しかけに行ったりしました。それでもメンバーに選ばれることはなかったです。

しかし、12月のOJTのグループでさっしーさんのグループになったことが今のプレースタイルの原点となり、大きく変われました。1月に初めて府リーグのメンバー入りすることが出来て、その試合で結果を残せたことで、その後メンバーに入り続けることができました。


主将に就任してから理想としたのは強いチームではなく勝つチームにすること。そのために欠かせない「一体感」のあるチームにすることでした。

理由は、強いだけでは試合に勝てないということと。試合に勝てなければ負け癖がついたり、チームが沈み、雰囲気が悪い方向に向かうからです。特にトップが負け試合を続けてしまうとその雰囲気がチーム全体に浸透してしまいます。勝つチームに必要なのは、フットサル面において個人、チーム共にレベルアップすることですが、それだけでは格上に勝つことはできないと思います。

ピッチに立つ選手、応援する選手、マネージャー、スタッフ、OBの応援とサポートが必要となります。それは最後のところで足が出せたり、走り切れたりとメンタルの部分で力となりますし、試合中、技術や戦術と同等かそれ以上にメンタルの部分は大きく試合を左右すると思うからです。

今シーズンのミキハウス戦で勝利した時、理想としたチームはこのことだと強く感じました。来年は今年達成できなかった大学日本一、地チャン、全日本フットサル選手権出場を成し遂げるためにも強いチームではなく勝つチームになることを期待しています。


全員に伝えたいことはチームが勝つために必要なコミュニケーションを増やしてほしいということ。それは学年や役職、カテゴリーなどチーム内の立場によって違うと思いますが、考えることは全員ができます。そこで「コミュニケーション」が重要になってくると思います。

今のチームは横のつながりは強いですが、縦のつながりが弱いように感じます。例えば、トップがサテライトに教えることや3回生が下の回生に教えることは少ないと思います。また、下から上に同様のことがあるかというとそれは全くないです。

それにトップのセット間以外で指摘し合うこともありません。育成は重要ですが、トップの人たちの成長は同じかそれ以上に重要だと思います。関西リーグで戦えば成長はするけど、それ以上に周りの人から指摘されることで気づくこともあり、さらに成長できます。

また、フットサル面だけではなくチームを強くするには組織面も欠かせないと思います。上回やトップにいる人はサテライトや下の回生の心情を理解することが難しくなっていくので、下からの声も聞いて考えを集める必要があると思います。また、意見をもらうための工夫を上回生がしてあげてほしいです。

今のチームの技術面は明らかにレベルは高いです。だからこそ、勝つチームを目指すために「コミュニケーション」を大切にして欲しいです。

最後にOBの方々、先輩、後輩、同期には本当に感謝しています。このチームでたくさんの経験をして、そこから多くを学び、ここまで成長できたことを誇りに思います。
本当にありがとうございました。