#1渋谷悦大 「上手くいかない時は自分を見つめ直すことが必要」 | 同志社大学フットサルクラブTREBOL

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高校サッカーで日本一を経験した渋谷。
自分としっかり向き合うことで、チームの中での役割を見つけた。

僕がTREBOLに入った理由は日本一を獲りたかったからです。高校時代に高校サッカーでの日本一を経験しました。しかし、試合には出られず悔しい想いをしました。GKというポジションで身長が172㎝というハンデを埋めるために、大学ではフットサルに挑戦しようと考え、同志社大学に入学しTREBOLを選びました。
 
僕がトップに上がったのは二回生の夏終わりでした。一学年上のこうすけくん(田中#24)がスペインへ留学するタイミングで上がりました。


四年間で最も印象に残っていることは関西リーグ第二節のフエルテ大阪戦です。開幕戦のSWH戦でのこうすけくんの退場によって出場しました。

正直、開幕戦に出られなければこの一年で試合に出られることはないだろうと思っていました。結果的に開幕戦はスタメンで出場することができませんでした。試合が始まってすぐはアップゾーンで涙を堪えていましたし、出場するまでは自分だけがチームの一員ではないような絶望感を味わっていました。

そんな心境の中、第二節で出場することになり、「任された三試合だけは絶対に落とせない。」という強い気持ちと、「失敗してしまったらどうしよう。」という不安な気持ちが共存していました。ここで結果を出せなければ自分は文字通り「終わる」。そんな気持ちで初のスタメン出場したのがフエルテ大阪戦でした。

結果は2-1で勝利。味方にも助けられながら落ち着いたプレーができました。それと同時に、自分でも戦っていけると自信になった一戦でもありました。試合後に嬉しくて泣きそうになったのを覚えています。長いリーグ戦の中のたった一試合でしたが、自分にとってはとても大切な試合になりました。


最も辛かったことは全日関西予選初戦のセットスター戦です。一戦も落とすことのできない試合を任されましたが、正直、「大丈夫だろう」と思っていました。しかし、前半で5失点、後半からはベンチに下げられました。結果、チームは予選敗退、この試合が自分自身の引退試合になってしまいました。

こんなにも辛い出来事はありませんでした、自分を試合に使ってくれたチームには本当に申し訳ないです。準備を怠り、試合中冷静になれず、ゲームをコントロールできなかった自分の責任は重いと思います。関西リーグで戦えたという過信が弱い自分のプレーを作り上げました。たった一試合かもしれませんが、この試合が四年間、いや、サッカーを含めた競技人生で最も辛かったです。


 副キャプテンとしてチームの中で、主に支援してくださるスポンサー関連の役割を任されました。基本的には、結果報告、スポンサー企業の運営支援(イベントなど)、懇親会参加といったものでした。

僕がこの仕事で意識していたことは、スポンサー企業が「何を求めているのか」ということです。支援していただいてる分、それに見合う価値を提供する義務はありますし、TREBOLが相手側にどういった価値を提供できるのかを考えていました。

具体的には湘南ベルマーレとのチャリティマッチ、スポンサー企業が開催するフットサル大会の審判等の運営、開発中のフットサル用品のモニター役などです。定期的な訪問以外にも個人的にご飯に行ったりもして、「こんなんとかどうですか」「これやらせてください」とこちらから提案して僕なりに価値を感じてもらえるように努力しました。

ほとんどが言うだけで企画に繋がったものは少ないですが、芽は蒔いたつもりなので後は後輩に任せます。この役割を担う中で、様々な経験をチームにさせて頂きましたし、いつもふざけてばかりいたこんな僕に副キャプテンを任せてくれたことには感謝しています。


 後輩に僕から伝えたいことは、自分に「何ができるのか」を考えることの重要性です。今、チームの中で自分はどういう立ち位置で、どういう選手なのかを考えていますか?

ただ練習に行き、がむしゃらにプレーすること、これももちろん大事なことではあります。しかし、僕はそれ以上に一回落ち着き、特に今上手くいっていない選手には自分を見つめ直すことが必要だと思います。

僕は二回生の時にトップに上げてもらったけど、最初は全く上手くいきませんでした。一対一での面で詰め切れない、詰めようとスピードを上げると止まれずに抜かれる、クリアランスで味方の動きを把握しきれてない、スローが思い通り供給できない、重心が後ろにかかりタイミングを外されたシュートに反応できない・・・など挙げればきりのないほど課題が山積みでした。

そんなとき、関西リーグのVAXA高槻戦に途中出場しました。トップに上がって初の試合が関西リーグ途中出場。本当に焦りました。結果は2-3で負け。しかし、この試合は自分を見つめ直すきっかけになりました。

それまではただがむしゃらにプレーをしていましたが、自分が目指すプレー像を明確にし日々の練習に取り組むようになりました。自分と同じような背丈や体格の選手を、スペインリーグを中心にピックアップしてプレーを真似ることからスタートしました。

一番変わったのは準備です。今までは自分のタイミングで飛び出したり、ポジショニングが低くて予測を立てるのが難しかったりしましたが、相手の状況(重心、利き足、特徴、位置等)をよく見て自分の準備、予測を変える、ポジショニングを変え自分の有利な距離感で勝負をするようになりました。

また、チームと選手のスタイルに合わせたプレーをするようになりました。具体的には、前プレする自チームの裏のケアを意識した前めのポジショニングや、裏を取る選手へのキックの質やタイミングにこだわりました。

二回生の途中から考えを変えることで少しずつ自分が目指すプレーが出来るようになりました。それでも二、三回生の時は試合には出ることができず悔しい想いをしました。モチベーションを失いかけた時期もありましたが、この状況を打開したい、チームに貢献したいという想いで日々の練習に取り組みました。

その時に、スタメンの座を勝ち取る目標を掲げつつも、サブのゴレイロとして活躍する方法を模索し始めました。いつ出ても良いように体を作ることはもちろん、相手チームの特徴を捉えて対応を想定するようにしました。

当たり前かもしれませんがこれが凄く難しく、与えられたチャンスで結果が出るように模索しました。また、相手GKの特徴を捉えてチームの攻撃に反映させたり、カウントのスピードなど審判の特徴をこうすけくんに伝えてミスの防止に務めたり、自分なりに出来ることを実行しました。

後輩のみんなも一回、自分とはどういう選手でどうやって活躍できるのか、TREBOLというチームはどういうチームなのか、チームにはどういう選手が多いのか、自分には何ができるのかを考えてください。

試合に出ないからといってスカウティングを怠ったり、練習を適当にやったりしているとチャンスが回ってきた時に力が発揮できません。試合を想定し、準備を重ね、与えられた数少ないチャンスで結果を残し続ける。これしか這い上がる方法はありません。後悔のないよう、全力でやりきって下さい。



 感謝
 
僕はこのチームに感謝しています。
このチームに入って本当に成長することができました。特にキャプテンのノリ(八木#10四回生)には本当に感謝しています。彼がいなければ今期のチームの成績には繋がらなかったと思います。ほんまにありがとう。

 最後にナミさん小山さんをはじめとするOB、OGの方、後輩、先輩、同期、本当にありがとうございました。

そして多くの迷惑をかけて本当にすみませんでした。もうフットサルをしたくない、というのが正直なところですが、ここで辞めたら負けだと思うので、社会人でもやります。

いつかどこかで皆さんに会える日を楽しみにしてます。