皆さま ごきげんよう

4月19日(土)~6月22日(日)まで

東京都美術館 企画展示室にて 開催される

『バルテュス展』へ 行って参りました。

 

ピカソをして  「20世紀最後の 巨匠」と

言わしめた画家 バルテュスの 初期から晩年までの

作品を通して、 画家の 創造の軌跡をたどる

国内 過去最大規模の 大回顧展です。

世界各国から 集結した 約40点の 油彩画を含む

100点を超える 作品と 愛用品なども 展示され、

晩年を過ごした スイスの 「グラン・シャレ」と呼ばれる

住居に残る アトリエを 世界で 初めて

展覧会会場で 再現していました。

バルテュス氏の父親は  ポーランドの貴族、

母親は ユダヤ系ドイツ人、実兄のピエール・クロソウスキー氏は

マルキ・ド・サドや フリードリヒ・ニーチェの研究者として

著名な作家なのです。

バルテュス氏の 奥様であり、 ご自身も画家、

随筆家として活躍中の 節子・クロソフスカ・ド・ローラ 伯爵夫人も

会場へ いらしていました。

節子夫人は バルテュス氏の生前、本人の意志により

基本的に いつも 和服で 過ごしているのだそうです。

 
  



では、 作品を 少し ご紹介しましょう。

日本初公開の 代表作 「夢見るテーレーズ」

 

 

  

  



 

 

 

 

  





 

 

 
  

この日は、芸術を愛する方々に バルテュス氏の作品を

知っていただきたいとの 節子夫人の 強い希望により、

特別内覧会として 閉館後の 展示室を開室、

おかげで 私も  ゆっくりと 見させて頂いたのです。

バルテュス氏の作品は 世界中で 高く評価され、

日本国内での所蔵は ほとんどなく、 これだけの作品を

一度に 見れるチャンスは ないのです。

この日は なんと 2500人の方が 見に来たそうです。

ゴールデン・ウィーク期間も 開催されていますので

是非 足を運んで見て下さい。





東京都美術館 : 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

            TEL 03-3823-6921(代表)

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