補い合って生きていく。
それはまるで足枷のよう。
未熟な私は未熟なままに。
貴方を頼りに生きていく。
未熟者のままでいい。
だけど理想にチラつくのは。
完璧を求める強い声。
それはどこから来たのだろうか?
どっちが私の希望なの?
求めれば求めるほどに広く。
知りたくないこともある。
だって未来はわからない。
より良いものを求めた時に、正しいのはそちらなのかも知れない。と。
私はゆらいでしまうのです。
だけど、私が選んだ未知は。
貴方と共に生きたい。と。
大きなわがままのようでした。
望みが叶うならいつまででも、待っていられると思いました。
だけど望んでしまうのです。
他人と比べて。
私の希望が大きくなるたびに、私は自分の未熟さを思い知るのです。
求めた理想には届かない。と、せめて完璧を狙うのです。
だけどそれは続かない。
私は昨日から、その前から続いてきた私のまま。
そんな私も愛おしいのです。
同時に、歯痒いのです。
じっとしていればいいものか、走っていればいいものか。
どっちでもいいと知りながら、どっちがいいのか考える。
だって貴方に繋がっている。
私はそう思えるのです。
貴方に繋がるのだと思うと。
私は理想を探してしまうのです。
貴方の役にも立ちたいのです。
それが貴方と共にいるための条件ではないと知りました。
そこに条件はいらないのです。
できることならなんでもするから、と。
この身を滅ぼすような真似はもうしなくていいのです。
私はそれを知りました。
私は貴方の隣にいたいのです。
私はやっぱり未熟者なのです。
そうやって生きてきました。
私と、共に生きて下さいますか?