断食はつらい苦行ではありません。
健康を獲得するための必要な我慢でもありません。
食べなくてはならないという執着を放ち、身軽になることです。
一度断つことで改めて食事のありがたさや美味しさに気づくこともあるでしょう。
普段食べ過ぎて内臓に負担をかけているのなら、断食によって軽やかな身体を取り戻すことでしょうし、なにより、断食中は消化吸収に精力が利用されない分、静けさとともに楽しい空想にふけることができます。
自分が本当にやりたいことが明確になり、自分という存在をより肯定的に捉えられたら、断食の生理的な効能をはるかに超えた、ホリスティックな健康法になると思うのです。