『オリエント急行殺人事件』映画化に際して、ポアロを読みたくなったものですから。
【私的 スタイルズ荘の怪事件 名言】
p66
ある事実が次につながる―また次にいく。今度はうまくつながるかな? ぴったりだ、どんぴしゃり。これで次にいける。今度は―だめだ。どこかぴんとこない。なにかたりない―鎖の環がひとつたりないんだ。そこで調べる。探してみる。そして、そのぴんとこない事実を、ひょっとしたら関係のない些細なことかもしれないが、そこに当てはめてみる(中略)ちゃんと意味があったじゃないか。こりゃ、すごい!
―エルキュール・ポアロ
p68
血ですよ―覚えておくいい―血は争えない
―エルキュール・ポアロ
p139
想像力を働かせすぎるんですよ。想像力はよき下僕だが、主人には不向きだ。もっとも単純な説明が、いつでもたいてい当たっているんです
―エルキュール・ポアロ
p144
考慮に入れなくていいことなどひとつもありません。もしある事実が推理と一致しなかったら、そのときはその推理を捨てることです
―エルキュール・ポアロ
p204
直感はつねに大切にしなければなりません
―エルキュール・ポアロ
p206
潔白であることが論理的に、自分でも納得できるかたちで証明できないかぎり、すべての人間を疑うのは賢明なことなのです
―エルキュール・ポアロ
p224
直感とはすばらしいものだ(中略)理屈で説明できないが、かといって無視することもできない
―エルキュール・ポアロ
p225
「きみには直感というものがない」
「この時点で必要なのは知性じゃないですか」
「この二つはしばしば手を携えて進むのです」
―&エルキュール・ポアロ
p262
ほらね、外の証拠など求めるべきじゃない―そうとも、推理力だけで充分なんだ。とはいえ、人間は弱いもので、自分が正しい方向に進んでいるとわかれば励みになる。
―エルキュール・ポアロ
p283
どんな殺人犯もだれかの旧友なのでしょうよ(中略)感情と理性を混同してはなりません
―エルキュール・ポアロ
p310
指が緻密に動けば、頭も緻密に働くのです
―エルキュール・ポアロ