【 No.037 訪問者・2 】 | あの青い空の向こうへ

あの青い空の向こうへ

「新たな笑いを!」
をテーマにがんばります。

ババッ!!
新組長の光義は深く頭を下げると―
「“大王”の【御尊顔】を【拝し】、
 この光義、【恐悦】至極(しごく)に
 存じ上げ奉(たてまつ)ります。」
すると沢森の親分は上機嫌に、
「わはは!
 わしは征夷大将軍
 (せいいたいしょうぐん)か?
 まだ幕府(ばくふ)も開いとらんでぇ。
 のぅ忠勝?」
「はっ!
 御意(ぎょい)にござりまする。」
光義が“大王”と言う言葉を用いたの
には理由がある。

~ 続く ~


※御尊顔(ごそんがん)→他人を
 敬(うやま)ってその顔を言う語。
※拝する(はいする)→見るなど
 の謙譲語。
※恐悦(きょうえつ)→かしこ
 まり喜ぶこと。