『欠課(詳細はこちらの日記↓)』がたまってきたとのことで、学年主任と担任と息子と母(私)の面談がありました。

 
まずは強そうなキリっとしたハンサムな学年主任の先生が詳しく授業単位の観点と進級不可能になるパターンについて説明してくれました。
 
授業単位を取るには二つの観点(①履修②習得)があり、どちらも満たさないといけない。
 
①履修とは授業数の最低限(およそ総授業時間の2/3)出席しないといけないこと。たった一教科でも欠席時間制限のラインを超えると進級できない。何とかしてあげたい気持ちはあるが法律的に決められているのでなんともできない(公立高校です)。
制限ラインは二種類あり、一つ目は出席日数が限度に達しているが冬休みに補習を受けて課題を出せば日数を補充してもらえ、進級につなげる事ができるライン。二つ目のラインは完全に出席日数不足で進級できないというノーチャンスのライン。但し、インフルエンザやコロナなど出席停止になる感染症は免除になることもある。
 
息子の場合は、まだ9月なのに、既に一教科はこの二つのラインの真ん中にきている(つまり、ただの風邪だろうが腹痛だろうがこれ以上休めず、冬休みに補習確定)。
 

②習得とは提出物を出し、赤点をとらないようにするということ。但し、一教科落としたとしてもその単位がないというだけで、進級はできるとのこと。

習得に関してはまだ夏休みの宿題を一つも出していないことに対し、とてもきつくお叱りを受けました。(担任の先生が『君が体調が悪くて課題できない事を私から他の先生には話しておくから』と言っていたから安心してたのに…)

 

そして、さすが学年主任の先生。最後にバシッといってくれました。

(甘えさせるだけの)アホパパから息子に言ってほしかったことを。

『心配なのは夏休みの課題を一つも出してない事。②習得にかかわってくるんだけど、出そうと思っているの?体調が悪い日が多かったと思うけど、夏休みに入ってから二か月あったのに、本当にできなかったのか?体調がちょっといいときに、ゲームしたり遊びに行ったりした時間はあったのではないか?』

 

そして、話しているうちに高1の頃から息子が苦手な先生から、最近『お前男だろ!お腹が痛くて宿題をださないのはないだろう』と言われたうえ、教室の皆の前で息子の病気の事をばらされたことが分かったのです。

高1の時は提出したワークの〇付けのやり方が先生の指示と違った(先生は間違えた問題は赤ペンで答えをワークに書くよう指示したそうだが、息子は間違えた問題をノートにやり直し、一回目は赤で〇✖をつけ、2回目は青で〇✖の印をつけただけにしてあった)ことに対し、机をバンと叩いて「やり直しだ」とみんなの前で怒り、後日「教頭先生に聞いたが、君の〇付けのやり方はおかしい」と言われ、息子はあまりにも理不尽にクラス全員の前で怒られ過呼吸になったそう。以降もテストの点数は良くても評価は悪く、「あの先生に嫌われているから」と何度か話題に出ていたのです。

 

それに対し、学年主任の先生は、『宿題は出さず0点でいいですと自分で決めれるものではない。出せと言われたら出せるように努力する。全部できなかったら、ここまではやったのですが、もう少し期限を延ばしてもらえないか先生に聞けばよい。

やるべきことを一つ一つやっていくことも評価の一つ。

できなかったら「ここまではやったのですが、もう少し期限を延ばしてもらえませんか」と自分から先生に言うべきだ。もう大人なんだから。課題を出す事②習得の評価は(①履修と違って)待ってあげる事ができるから。』

とのこと。ごもっともです驚き

 

ここで学年主任の先生は退席され、担任と息子と母の3人になりました。

 

担任の先生は『厳しい先生も優しい先生もいろんな先生がいるのは、君たちが社会に出て困らないように、いろんなタイプの人ともうまくやれるように身につけてほしいというのもある。

〇〇先生に対して君の言い分もわかる。が、同じことを言われて『あ、そうですか。わかりました』と切り抜ける人も、そこでぶつかってしまう人もいる。ぶつかるのが決して悪い事ではないが、評価するのは先生だから『先生がそういうのだったらそうしなければいけないんだな』と自分を納得させる経験も絶対将来役に立つ。』とのこと。

 

すると息子が泣き出し、過呼吸になり、しばらくして落ち着いたころ、

『お母さんのせいにするつもりもないし、学校に行けるようになりたいと思ってるからほっておいてほしい。

心配しないでいつも通りにしていてほしい。最近はよくなっているけど。』

と言ったのです。心配していることは95%かくしていたつもりでしたが、私までが息子の重荷になっていたとは…えーん

 

帰りの車の息子はいつもよりも元気にいっぱい話してくれ、もしかしたらお母さんにきつい事いったかもと思っているのかな?それとも、心の中身を吐き出して少し心が軽くなったのかな?と思いました。

もう、心配するのはやめて(難しいだろうけど)、長い人生だから1.2年無駄にしても大丈夫だと思いながら息子を見守りつつ、いつも通りにしていようとおもいます。

あー今日は疲れました。子育てって難しいです。