ウェス・アンダーソン作品。

「犬が島」と同じ石田泰子さんの字幕。

うまい字幕だな~と思っても、映画館てメモが取れないのよね。当たり前だけど。

 

アメリカの新聞社(雑誌社だったかな?)のフランス支社の作る「フランス別冊」誌。

ストーリーは雑誌のページをめくるようにというか、オムニバス形式で展開される。

 

風変りだけどすごくおしゃれな映画、とまとめてしまうのは安直に過ぎるよな。

大人向けのかわいらしさ満載。

重くはないのに涙が出そう。

アニメと実写、そしてフルカラーとモノクロの効果的な使い方。

乾いた洒脱な深い情愛。

いろいろな対比やギャップに喜んで溺れたい映画。

 

私は洋画の無駄に長いエンドロールが嫌いだが、

これはエンドロールまで気を使っている作品。

コリン・ファース💛

世界史がまったくわからない私は、こういう映画を観たときに悔しい思いをする。

でも、中学高校の世界史の授業って

第二次世界大戦までたどり着かないのが普通だよね?

 

コリン・ファースって作品を選ばないのかしら。

「ブリジット・ジョーンズの日記」や「マンマ・ミーア!」みたいなコメディから、

「モネ・ゲーム」や「キングスマン」みたいな駄作すれすれの作品や、

今回みたいなシリアスなものまで。

どのコリンも好きなんだけど、結構節操のないキャリア。

私はいわゆる「英語耳」は持っていない。

でも、さすがにレディ・ガガやジャレット・レトはわざとイタリア語訛りの英語を話しているのはわかる。

それっておかしいと思うのよね。

日本人が三国志を演じるのに、ゼンジー北京みたいな日本語で話してるってことだよね?

「アナタ、それダメあるよ~」みたいな。

しかも全員が全員、イタリア語訛りを使っているわけじゃない。

出演しているのは全員イタリア人の設定なのに。

それが気になってしょうがなかった。

 

さておき。

アダム・ドライバーって今までそんなに素敵だと思ってなかったけど、

笑った顔が最高にチャーミングだということに今更気が付いた。

 

オミクロン株がすごいことになってるので、劇場公開中の「HOUSE OF GUCCI」を断念。

座長お勧めのチェコ映画「異端の鳥」をDVDにて鑑賞。

 

時代は第二次世界大戦前後のヨーロッパの、ドイツとロシアの侵攻に苦しむエリア。

チェコ映画であるが、役者はエスペラントのような人工言語を話している。

舞台となる国を特定されないためだという。

ドイツ人役、ロシア人役の役者はその言語を話しているようだ。

 

主人公の少年は期待して、諦めて、流されての連続。

地に足がつくことのない不安。

心を許す相手が誰もいない孤独。

 

ありがちな「思春期の少年の成長もの」とは、一緒くたにしてはいけない作品である。

 

原題は英語”The Painted Bird”。

なぜこれが「異端の鳥」と訳されるのかは観ればわかるのだが、

私の脳みそでは300年待ったところでこの訳出はできないであろう。

イーストウッドの映画はかなり好き。

どの作品も満足度が高いので、今回も安心して観られた。

 

アメリカから車を運転して、メキシコで恩人の息子を捜して更にアメリカに連れ戻すというロードムービー。

でもイーストウッドはもうかなりのお爺ちゃんなんだよね。91歳。

若く見えるならともかく、もうかなりヨボヨボなんだよ。

ジャイアント馬場の晩年みたいな立ち姿、歩き姿。

この爺さんが暴れ馬を馴らしたり、無茶な運転をしたり、恋愛したりというのは想像しにくい。

 

私は映画や芝居にリアリズムはそんなに求めるほうじゃないが、

もう少しかくしゃくとしてないとさすがになあ。

 

ストーリーはほのぼのとしたものである。

短いだけあって少々飛ばし過ぎな感じは否めないが。