初来日の二人に何が・・・ | プロレスカメラマン 大川 昇のブログ
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本日当店は定休日という事で都内某秘密基地?にて、打ち合わせ中!
またいろいろヘルプしあって夢を実現させていきます!

さて初回のブログで触れたマスカラ・ドラタ&バリエンテについて、かなり反響があるので早速書きます。残念ながら外からアップするので写真がありませんが写真は後程アップいたします。

何かとドラブルが多いメキシコ~成田ですが、これは選手だけの問題ではなく年に3回はメキシコへ行く僕らも毎回大変な思いをしてるんです。

さて今回彼らに何が起こったのか!?

試合前日乗り換え地ロサンゼルスの時点で乗り換え便が5時間遅れの知らせ。
そして午前0時成田税関から僕の携帯に電話が・・・
「嘘だろ~」嫌な予感。
すぐに確認したのは「彼らが入国できるか」「彼らの落ち度ではないか」 結果二人の落ち度ではなく航空会社の不手際で二人の荷物が着かず最短で2日後だと。

担当者が電話を本人たちと代わってくれて確認するとドラダはリングシューズ以外は持ってると。
バリエンテは何にもないと。

さてさてグズグズ言っててもしょうがない。僕ができる事はどうやってコスチュームの代わりになるものを用意するか。
いろいろなアイデアが頭をよぎる。
覆面屋さんの梅本さんに徹夜してもらうとか(笑)
結局うちにある選手からいただいたシューズやタイツを全部掻き集めたら結構あったので、これで何とか代用しようと。

到着の知らせを受けホテルへ迎えにいき、落胆する二人をとりあえず落ち着かせるためにメキシコ人の定番「松屋」で食事をさせ、急いで店に連れて行き衣装合わせ。

ここで二人の性格がはっきりわかれる。
ドラダはすぐ「俺はこのリングシューズ」と即決。
バリエンテはナーバスでなかなか決まらず、僕の案は「タイツはドラダのならパレハに見えるんじゃないかと」ただリングシューズはサイズは合ったが「明日テニスシューズを買いに行きたい」と。結局テニスシューズを買って上にレガース(これウルティモドラゴンのレガースでした)をして出場する事にしました。

なので一部ではバリエンテだけが荷物が着かなかったと思われてるみたいですがドラダのも着かず彼も人のリングシューズであれだけの飛び技を披露した訳です。

試合後には菅林社長から「また呼びます」の合格をいただいたので胸を撫で下ろした次第です。

これが二人に起きたホントのお話です。

ちなみに荷物は試合終了後の深夜ホテルに到着。
スーツケースの中には入場の際にお揃いで被る予定だったハーフマスクや今回用に新調したローリン製マスクなどピカピカのお宝が入っておりました。(泣)

でもきっといつか今回の体験が彼らにとって、いい思い出になる日が来ると信じております。