柴〇くんの母親から今朝電話がありました

トイレに入っていて電話を取れず 折り返しこちらから電話すると

「はい もしもし 柴〇ですけどぉ…」

「あっ おはようございます 三ノ輪歯科です」

「うちの息子がぁ『歯医者行って何か言われた』って言うんですけどぉ…」

「うん あのぉ お母さんは気づいていなかった? 彼の奥歯の状況に…」

「あー ゼンゼン」

「全く気づいてない…ですかぁ…口を開けるとかなり口臭があるんですよ」

「はい…」

「それでね これは何によるものかと言うとぉ 下の両側の12歳臼歯が歯肉の下にもぐっちゃってることが原因なんですよぉ」

「はい」

「でね この上に “親知らず” が乗っかっちゃってるのね これが原因なんですよ」

「はい」

「12歳臼歯の影響でね 6歳臼歯と12歳臼歯の間の骨が溶けちゃってるのね 要するに歯周病になっているんですよ」

「はい」

「本人もね あなたもね 彼の口臭に気づいていないでしょけれど…」

「はい」

「というのはね 鼻は臭いに対して順応性が高いからね その特異な臭いに毎日接していると気づかないんですよ」」

「はい」

「でね 6歳臼歯と12歳臼歯は抜歯しなきゃダメです」

「はい」

「でねぇ 抜いた後には大臼歯1本分のスペースしか空かないんですよ」

「はい」

 

余りにも反応が悪いので

「彼に持たせたレントゲン写真を見てますか?」

「見てないです 見せてもらってないので…」

「ぼくの説明を お母さんが理解できるように持たせてあげたんですけどねぇ…」

「はい」

「まっ とにかくそういうことなんですよ」

「はい」

「だからね 早急に左右とも歯を2本づつ抜かなきゃあ…ということなんです」

「はい わかりました」

「他に 虫歯もあるんですけどね だけど一番の問題は今お話ししたことだったんでね」

「はい」

「早急にやらなければ…ということで電話してもらったんですよ」

「はい あのぉ 私のとこ 今月引っ越すんですよ」

「ええ 彼から聞きましたよ」

「でぇ 他の歯医者さんにも行った方が…? どうすればいいですかね?」

「『どうすればいい?』ってどういうこと?」

「他の歯医者さんでも診て頂けるんですかね?」

「あのね お母さん 今までにも数軒歯医者に行ったと思うけど こんなことを言った歯医者がいました?」

「あ~~~~~」

「歯医者ってね どこも同じレベルじゃないですよ こんなことに気づきもしないし 興味もない って歯医者もいるんですよ

実際 こんな状況だということを歯医者の口から聞いたのは初めてでしょ?」

「はー」

「まぁ 納得できなければ 他の歯医者にも相談して下さい 歯医者が慌てて『電話くれ』と言ってるんですから それなりに由々しき状況だということを感じ取らなきゃいけないですよ お母ちゃん」

「はい…」

「あなたも写真を見ていないから いまひとつイメージできないかも知れないけど 歯を抜いたら暫くは放っておくことになります

ちゃんと骨が出来るには1年半以上かかります 歯を抜いたら次から次へ治療が進むわけじゃないんですよ」

 

過保護な親もいるかと思えば こんな “糠に釘” のような反応しかない親もいるんですよねぇ

「状況がうまく呑み込めないので 近々診療所の方にお邪魔しても宜しいですか?」

くらいの一言は欲しかったですね

歳のせいか「最近の〇〇は云々」って思ってしまうんですよねぇ