それではなぜ歯科医師を目指したのか?
それについてお話ししようと思います。

時は私が高校3年生、いや、浪人生の頃にさかのぼります。

ま、みなさんきっと予想できていると思いますが
当時私は医学部を目指しておりました。
そう、お医者さんになりたかったのです。

そこまで分かればみなまで言う必要もないでしょう。
医学部への学力に到達しなかったので、
前期試験で医学部に受かる確率はそんなに高くない・・・
後期試験で医学部に受かる程小論文・面接は得意ではない・・・
2浪は厳しい・・・・さて合格の可能性が高いのはどこか・・・。
と考えた訳です。

当時は私は物理が得意で、これをもっと勉強するのも悪くないなと思っていました。
そこで浪人時代の私は親に相談します。
「物理学科か・・・理学部は・・・就職探すのが大変だからお勧めはできんなぁ」

じゃあ、薬学部にしようかな

「MRさんは営業が大変だ。お前は営業は向いていないだろう。
 お医者さんになりたいんなら、歯医者があるじゃないか。
 先生と呼ばれる仕事の方がいいと思うよ。」

そうかなぁ・・・・お医者になれないから歯医者というのもなんだか違う気がするが。。。
小さい頃から歯医者に行くのはとても嫌だったけど、
歯医者でみる機材とかは興味を惹かれたなぁ。。。
大学に行くだけで(それもそもそも大間違いでしたが)資格が取得できるのはオイシイかもしれない。

そう考えて前期医学部、後期歯学部に願書を提出しました。今考えると愚の骨頂です。

自分の人生最大の失敗と言っても過言ではありません。

前期医学部も真剣に臨みましたが、、、見事撃沈。あの時は生まれて初めて悔し涙をしたものです。。。

後期歯学部にはなんとか合格することができました。
これで受験勉強から開放される。良かった。

・・・・そんな風には驚くほど思えなかったのです。