113回国試で要注意!薬剤耐性アクションプランとバイオアベイラビリティの再確認 | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

歯科医師国家試験の本格的(?)勉強サイトです。必修や衛生系、勉強方法も語ります。歯科医師国家試験対策の家庭教師・個別指導・講義・無料カウンセリングも実施します。研修医講座・進路相談など国試合格後も応援します。

現在、ちょっとホットな話題として、経口用第三世代セフェム系抗菌薬の使用の見直し問題があります。

(注)スパルタゼミ受講生の方へ→112回向け限定動画15回目でバイオアベイラビリティも含めて詳細に解説しています。限定動画もご覧ください。

 

 

一般的にセフェム系抗菌薬は副作用が少ないため、歯医者の世界ではかなり汎用されています。

(実は歯科だけではなく、他科でもそうだったりします)

 

セフェム系抗菌薬には世代があり、第一世代、第二世代、第三世代、第四世代、第五世代が存在します。

これまで歯科では第三世代セフェム系抗菌薬を使用することが多かったのですが、evidenceに欠けるという指摘がされています。

(→バイオアベイラビリティが低いため意味ないんじゃね??という指摘あり)

 

(注)ちなみにバイオアベイラビリティの計算問題は106C130で出題されています。

 

 

 

そこで、アモキシシリン(ペニシリン系抗菌薬:アミノペニシリン)の使用が推奨されるなど、抗菌薬の見直しが始まっています。

 

ひとことで言いますと、抗菌薬の適正使用ということです。

最近では各都道府県歯科医師会でも講習会等で周知が図られてきているようです。

 

 

受験生の方にとっては馴染みが薄いかもしれないのですが、厚生労働省は薬剤耐性対策アクションプランという施策を進めています

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000120769.pdf

 

この資料中に、国試における出題の充実いう記載があります。

 

 

このような背景があるため、現在の歯科医師国家試験出題基準には下記のような項目があるわけなんですよ。

 

平成30年版歯科医師国家試験出題基準より抜粋引用

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000163627.html

 

 

 

先ほども書きましたが、現在問題になっているのは第三世代セフェム系抗菌薬の使用です。

もしお時間があるなら、「第三世代セフェム」と検索するといろいろな記事や論文が出てくるはずです。

 

たとえば、こういうものです。

https://ptweb.jp/article/2017/171222002643/

 

第三世代セフェムとは、商品名で言った方がわかりやすいかもしれないのですが、セフジトレンピボキシル(商品名:メイアクト)がとても有名です。

 

ちなみにdentalkokushiが強く推奨している参考書「薬がみえる」でも、vol.3 191ページで「経口用第三世代」というタイトルで説明がされています。(歯科口腔外科での使用についても指摘されています)

薬がみえる vol.3 薬がみえる vol.3
4,212円
Amazon